先日川崎大師にお参りしたとき高浜虚子の句碑を見つけました。「金色の涼しき法の光かな」というのものです。
「金色の法の光」とは相当の表現です。まさに大日如来のことを詠んでいるのです。大日如来の光は「暗を除き遍く照らす(除暗遍明)、大日如来の光の力によりあらゆる働きを成し遂げる(能成衆務)、その光は滅することがない(光無生滅)」とされます。
解説には「昭和三十三年五月十四日 再建本堂へご本尊遷座の式典修行の砌、當山玉藻句会は俳壇の巨匠高浜虚子翁を招じて記念句会を開延した。其際の翁の献句を建碑して御遷座一周年記念とする。ちなみにこの句碑の揮毫は翁の絶筆である。昭和三十四年五月十四日大本山川崎大師平原寺第四十四世隆天」とありました。横には虚子の戒名も、「虚子庵高吟椿寿居士」と彫ってあります。
四国遍路でいく善通寺境内にもホトトギス主催三代の親子句碑というのがあります。
「さきみちてこぼるる花もなかりけり」高浜虚子
「風少しあり梅の香を運ぶほど」稲畑汀子
「お遍路の美しければあはれなり」高浜年尾
虚子翁もなかなか仏縁の深い方であったのだと思いました。
「金色の法の光」とは相当の表現です。まさに大日如来のことを詠んでいるのです。大日如来の光は「暗を除き遍く照らす(除暗遍明)、大日如来の光の力によりあらゆる働きを成し遂げる(能成衆務)、その光は滅することがない(光無生滅)」とされます。
解説には「昭和三十三年五月十四日 再建本堂へご本尊遷座の式典修行の砌、當山玉藻句会は俳壇の巨匠高浜虚子翁を招じて記念句会を開延した。其際の翁の献句を建碑して御遷座一周年記念とする。ちなみにこの句碑の揮毫は翁の絶筆である。昭和三十四年五月十四日大本山川崎大師平原寺第四十四世隆天」とありました。横には虚子の戒名も、「虚子庵高吟椿寿居士」と彫ってあります。
四国遍路でいく善通寺境内にもホトトギス主催三代の親子句碑というのがあります。
「さきみちてこぼるる花もなかりけり」高浜虚子
「風少しあり梅の香を運ぶほど」稲畑汀子
「お遍路の美しければあはれなり」高浜年尾
虚子翁もなかなか仏縁の深い方であったのだと思いました。