密教辞典によれば、親厳僧正(越後大僧正・随心院大僧正・唐橋大僧正)は1151年仁平元年より1236年嘉禎二年十一月二日。八十六歳。京都の人。唐橋中納言親光の息。法住寺で顕厳から伝法灌頂を受け瑜伽を修し法験にすぐれ、神泉苑に祈雨すること数度、また天変の御祈・中宮御産にも修法した。隋心院初代門跡、大僧正、東大寺別当。門下に厳海、俊厳、宣厳、親杲。)また『東宝記』によれば、東寺御影堂の御本尊弘法大師像〈康勝作・現在は重文〉は安置天福元年1233、親厳僧正が「仁王経法」を修法して効験をあらわした恩賞として賜り安置されているということです。
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