福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

Q,仏壇にお線香等をお供えする意味は?

2016-11-26 | Q&A
Q,仏壇にお線香等をお供えする意味は?
A,これは六波羅蜜の徳目をご本尊やご先祖にお供えしまた自分がその修行に努めますという意味です。六波羅蜜とは、増一阿含經、大日経等無数の経典に説かれる徳目で、仏教徒者が実践すべき6種の完全な徳目のこと。檀波羅蜜、戒波羅蜜、忍辱波羅蜜、精進波羅蜜、禅定波羅蜜、智慧(般若)波羅蜜です。
ここで仏壇に水、塗香、花、線香、飲食、灯明などを供えることは六波羅蜜を実践することを象徴すると密教ではいいます。
即ち水は檀波羅蜜、塗香は戒波羅蜜、華は忍辱波羅蜜、焼香は精進波羅蜜、ご飯は禅定波羅蜜、燈明は智慧(般若)波羅蜜に努めます、ということをあらわすとされます。
之を覚えやすいように、行者は、「檀水、戒塗、忍辱華、進樊、禅飯、般若燈」と覚えます。
お供えをするということは仏様に仏道へ精進する約束をしていることでもあるのです。
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