人生に対し「腹を据え、肝を据える」
昔占いの本を見たことがありますが、どの運勢の人でも順風満帆という見立ては有りません。
実際当方も古希を過ぎて人生を振り返ると山坂の連続でしたし、周りの最高学府を出た連中の人生を見ても順風満帆の人は一人もいません。20歳で外国で事故死した者、弁護士になれたとおもったらパーキンソン病になり何十年も寝たきりのまま死去した者、幼い子を残して心臓麻痺で死去した者、超一流企業で鬱病となり子供を残して自殺した者、出世したが不祥事で永遠に歴史に残るところとなった者達等数え上げるとキリがありません。
こういうケースを思い出すたびに、昔の日本人は「腹を据える」「肝を据える」ということを大事な心構えとし、また訓練をしていたことを思い出しました。「大難は小難に、小難は無難に」なったほうがいいのですが、そうばかりはいかないのが人生です。「難」が起こることは避けられません。日頃から「腹を据え、肝を据える」訓練をしておくことも重要と思えるこの頃です。
今の日本人はこの言葉を忘れて久しいのですが、再度この言葉を毎日思い出しておくことも大切と思われます。