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3月16日
定例の護国寺参拝をしました。2月のお参りとは打って変わってぽかぽか陽気となりました。入口の音羽幼稚園ではかわいい園児たちと若いお父さんお母さんたちが着飾って記念写真を撮っていました。卒園式のようです。
境内入口の梅は散り始めており、石段の上では桜が咲き始めていました。
玉葉和歌集に
「 法花経の心を・・ 前大僧正公什『 春にあふ花もいまこそ匂ひけれ よそぢあまりのわしの山風』」
とあります。お釈迦様は三十五歳でお悟りを開かれそのあと霊鷲山等で四十五年間衆生を導かれましたがその説法の風にあうことができた花(この場合は梅?)も教えをうけて法の香りを発しているということでしょうか。
いつものように一言地蔵様や大日如来様、お薬師様にお参りして本堂に上がります。
堂内は日曜日の献茶会のためのレイアウトが出来上がっていて椅子が敷き詰められていました。前の方は空いているのでそこで座ってお勤めをすることとしました。
いつものように板橋僧正様が焼香台を用意して、ご本尊前の灯明も点けてくださいます。有り難いことです。
春の風光る境内を背にして観音経全巻、般若心経、十三佛ご真言、御寶号などをこころゆくまでお唱えすることができました。いつもよりも無心に読経できた気がします。ご本尊如意輪観世音様の御前では自分自身の矮小な願など吹っ飛んでしまいひたすら読経三昧になれます。
お参りの後はいつもの「弁慶」の開店まで待てないので飯田橋まで出てお店に入りました。ここでも「真理と霊験の関係」「お釈迦様のお悟りの内容はなにか」、「華厳経の説くところは何か」などと話がはずみ大変濃密な時間を過ごすことができました。