福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

Q、寺の境内で時々見る青、黄、赤、白、橙等の縞模様の旗は?(修正版)

2015-03-27 | Q&A
Q、寺の境内で時々見る青、黄、赤、白、橙等の縞模様の旗は?
A,これは仏旗といいます。
「1950年5月の世界仏教徒連盟(WFB) 第1回世界仏教徒会議(開催国:スリランカ)において、連盟の初代会長になった G P Malasekera によりこの旗が世界の仏教徒のシンボルとする提案がなされ、「国際仏旗」として採択されたものです。

日本国内では1954年に、第2回日本仏教徒会議(永平寺)において採択され、各寺院では仏法広宣の印として、境内に掲げます。
仏旗は青、黄、赤、白、樺の6色で構成されますがこれは
1、仏陀の体から青、黄、赤、白、樺及び輝きの六色の光を放つと『小部経典』に書かれていることによる。
2、青は仏陀の頭髪の色で、「定根」をあらわす。
  黄は仏陀の身体の色で、「金剛」をあらわす。
  赤は仏陀の血液の色で、「精進」をあらわす。
  白は仏陀の歯の色で、「清浄」をあらわす。
  樺(橙)は仏陀の袈裟の色で、「忍辱」をあらわす、とされています。」(以上ウイキペヂア等による)

なお、寺の境内には吹流しの白赤黄青黒の旗があることがあります。これは、インドで軍隊が進撃するときの旗を模しています。そして密教辞典によると、白赤黄青黒(胎蔵界の五色の順番で表示)の意味はそれぞれ、
胎蔵界五佛でいえば順に大日、宝幢、開敷華王、無量寿、天鼓雷音となり、
五智でいえば順に、法界体性智、大円鏡智、平等性智、妙観察智、成所作智となり、
方角でいえば順に、中、東、南、西、北となり、
五大でいえば順に、水、火、地、空、風となり、
五転でいえば順に、方便究竟、発心、修行、菩提、涅槃となります。

なお密教辞典には「経軌中には往々青黄赤白紅・青黄紅緑白等の五色を説くことなきにあらざれども普通白赤黄青黒の五色をもちふ・・」ともあります。
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