密教の鎮護国家の修法には天台系では熾盛光佛頂法(除災のため修せらる。本尊は熾盛光曼荼羅。北極星の熾盛光佛頂を中心に八大菩薩、四大明王、十二大天、十二天宮、二十八宿などを円形に配したもの。)七佛薬師法(七佛薬師を本尊として息災増益のために修する。)、普賢延命法(普賢延命菩薩を本尊とし、増益延命を祈る)、安鎮国家法(二臂不動明王と八方に四臂不動を配する安鎮曼荼羅を本尊とし、家宅を鎮護するもの)、鎮将夜叉法などがあるとされます。
一方真言宗では後七日御修法の他に七箇大法とされる請雨経、孔雀経、仁王経、守護経、大元、法華、普賢延命法に五大虚空蔵法、大北斗法や五箇大法の一つである最勝王法などを加えたものが護国の修法とされるのではとおもわれます。
密教辞典では、鎮護国家の項には「密教は特に鎮護国家を重んじ、後七日御修法・仁王経法、守護経法、大元帥法、二間観音供(大師が嵯峨天皇に大師御請来の観音を献じこれを天皇が宮中二間に配したまうによる)等鎮護国家のために修する法を伝え朝夕例時の勤行にも其の祈願を怠らず。・・・」とあります。
いずれにせよこれらの修法はいずれも大法(大壇、護摩壇、聖天壇等の複数の壇で十六人以上の伴僧で修せられるもの)です。普段一人で修する修法とはスケールがちがってきます。
いかに密教が鎮護国家を大切に考えてきたか分かります。
一方真言宗では後七日御修法の他に七箇大法とされる請雨経、孔雀経、仁王経、守護経、大元、法華、普賢延命法に五大虚空蔵法、大北斗法や五箇大法の一つである最勝王法などを加えたものが護国の修法とされるのではとおもわれます。
密教辞典では、鎮護国家の項には「密教は特に鎮護国家を重んじ、後七日御修法・仁王経法、守護経法、大元帥法、二間観音供(大師が嵯峨天皇に大師御請来の観音を献じこれを天皇が宮中二間に配したまうによる)等鎮護国家のために修する法を伝え朝夕例時の勤行にも其の祈願を怠らず。・・・」とあります。
いずれにせよこれらの修法はいずれも大法(大壇、護摩壇、聖天壇等の複数の壇で十六人以上の伴僧で修せられるもの)です。普段一人で修する修法とはスケールがちがってきます。
いかに密教が鎮護国家を大切に考えてきたか分かります。