福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

還暦求聞持成満の記 その60

2009-12-11 | 還暦求聞持成満の記
8月19日第8座、第9座
またお寺の夢を見ました。禅宗のお寺に行くと禅宗のどこが問題なのか書くようにというアンケート用紙を渡されるという夢です。全く現実とは関係ない夢です。禮拝行では夜空一杯に拡がった降るような星星を拝みました。福智無辺とはこういうことをいうのだ、祈ればこういう無限の福智を衆生全体がいただけるのだと元気が沸きました。

実際の道場内の行では仏様との交流が出来る感じがしてきました。自分は自分のためでなく自己即ち法界即ち衆生という立場で行をさせていただいているのだと思えるようになりました。「すべての生きとし生けるものが幸せになりますように」という祈りが今回の行の主眼だ、このために行じているのだ、ということを強く思うようになりました。

そしてお堂に入るのが楽しみになってきました。座が終わるのが忍びなくていつまでも禮盤に座してめいそうしていたくなりました。出堂のときもローソクで照らしだされた自分の影がなにか一人前の阿闍梨のようにどっしりして見えてきました。気のせいでしょうが・・・。

このころ家族が恋しく思うこともありましたが、行中、諸仏の御真言を唱えるとなにか今はなき両親に会っているような親しみを感じてありがたくて仕方ありませんでした。
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