福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

四国八十八所の霊験その38

2014-06-07 | 四国八十八所の霊験
御蔵洞の先に24番最御崎寺への登り口があります。途中に「一夜建立の岩屋」や「捻岩」など大師ゆかりの洞窟があります。ウバメガシやアコウの密生林を抜け、登りつめたところが24番最御崎寺仁王門です。
澄禅「四国遍路日記」には「東寺(24番最御崎寺)、本尊虚空蔵菩薩、左右二天の像在り、堂の左に宝塔あり、何れも近年、太守(山内忠義、1609から1669)の修造せられて尊麗をつくせり」とあります。今は仁王門を入ると右に鐘楼堂、虚空蔵菩薩石像、多宝塔などがあり、左に大師堂があります。その先左手に手水場、納経所があり正面に本堂。本堂裏には霊宝殿、聖天堂、護摩堂などが並び、奥には以前の宿坊跡があります。此の宿坊から25番への遍路道があり、石段を降りるとお大師様の像があります。そしてその像のまえには「ようおまいり」と書かれています。20年の逆打の時、なんとこれと全く同じお言葉を薄明の人気のないある山中でかけられたのです。まさに何世代にもわたり語り継ぐべき出来事が起こったのです。後に述べます。
17年の納経の時は、私の掛け軸のお大師様の五鈷杵が納経所に差しこんできた朝日を受けてキラキラと輝き本当に有難い気持ちになりました。この掛け軸の五鈷杵は今も自房で事ある毎に光ります。本当に不思議でありがたい掛け軸です。
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