今日,安倍総理が真珠湾で演説し「和解の力」を説きました。之を聴き、この言葉の背後に「和を以て貴しとし、・・・」という聖徳太子以来の日本精神が無意識のうちに現れているのではないかと思いました。改めて十七条の憲法の関連すると思われる部分を抜き書きすると「一に曰く、和(やわらぎ)を以て貴しと為し、忤(さか)ふること無きを宗とせよ。人皆党(たむら)有り、また達(さと)れる者は少なし。或いは君父(くんぷ)に順(したがわ)ず、乍(また)隣里(りんり)に違う。然れども、上(かみ)和(やわら)ぎ下(しも)睦(むつ)びて、事を論(あげつら)うに諧(かな)うときは、すなわち事理おのずから通ず。何事か成らざらん。」「九に曰わく、信はこれ義の本(もと)なり。事毎(ことごと)に信あれ。それ善悪成敗はかならず信にあり。群臣ともに信あるときは、何事か成らざらん、群臣信なきときは、万事ことごとく敗れん。」こういう聖徳太子のお言葉を読むときすでに「和」の背後には「信」があり「信」には「力」があることを喝破しておられたことがわかります。
来年は宿曜経によると武力衝突多発の年ですが、この「和解の力」の世界への発信により少しでも武力衝突が弱まることを期待します。
来年は宿曜経によると武力衝突多発の年ですが、この「和解の力」の世界への発信により少しでも武力衝突が弱まることを期待します。