福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

十三佛は自己曼荼羅を導く究極の密教曼荼羅であること・・11、

2017-11-11 | 頂いた現実の霊験
十三佛は自己曼荼羅を導く究極の密教曼荼羅であること・・11、
諸佛曼荼羅の6
・第八観世音菩薩、第九勢至菩薩、第十阿弥陀如来は弥陀の三尊帳で、観音勢至は阿弥陀如来の智慧の両徳ということになる。(
観音菩薩は、逆修日記には「百箇日、八月八日、平等王、本地観音種子サ、請観音経に曰く。衆生もしこの名を聞かば、垢を離れて解脱を得ん。あるいは諸の地獄に遊戯し、大悲代わって苦を受けん。」とあり、印融の「諸尊表白集」では「・・妙智力を振って群眠を導く。妄想の巨夢自ずから驚め、無垢光を放って諸闇を破す。生死の長夜忽ちに明けぬ。・・礼拝低頭の功,六十二億の恒沙の菩薩を供ずるに等しく、名号唱言の徳、八万四千の惑塵の業障を除くことを得たり。・・災難を須臾に除き悉地を刹那に成ぜん・・」)
第九勢至菩薩は逆修日記には「一周忌、九月二十三日、都帝王、本地勢至種子サン、寶積経に曰く。智慧の光を以て、普く一切を照らす。三途を離れて無上力を得しむる。」とあり、印融の「諸尊表白集」では「・・頂上の光明を放っては生死の長夜を照らし、足下の神力を現じては菩提の本都を示す。是の故に、信力帰依の輩は手をあげざるに仏性の蓮華を開き、恭敬供養の人は足を運ばざるに諸仏の宝刹に遊ぶ。・・諸佛の行願を助長し衆生の道心を勧進するは、この菩薩の本誓、是の大士の慈悲なり。・・心上の蓮華を終焉に開きて胸中の月輪を滅後に朗らかにせん。」とある。
第十阿弥陀如来は逆修日記には「三周忌、十月十五日、五道輪転王、本地阿弥陀種子キリク、平等覚経に曰く。閻浮檀金をもって高さ十丈の佛一万三千体千度造りて供養せん功徳よりも、念仏一遍の功徳は勝れたり。」とあり、印融の「諸尊表白集」では「‥超世の別願を立てて極重の悪人を導き、浄土の宝台を構えて穢土の群類を迎う。一念弥陀の人既に重罪を滅す。況や五相成身の観においてをや。一称名号の輩また往生を遂ぐ。いわんや三密加持の行におけるをや。・・現に無比の楽を受け、後に清浄の浄土に生まれて望み速やかに満足せん。」とあります。)
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