・十三佛は自己曼荼羅を導く究極の密教曼荼羅であること・・12、
諸佛曼荼羅の7
第十一、阿閦如来は発菩提心の徳である。(逆修日記には「七回忌、十一月十五日、阿閦如来種子カン、攝真実経に曰く。東方不動如来の三昧に入って、常にウン字を観ずべし。」とあり、印融の「諸尊表白集」では「夫れ阿閦如来といっぱ、五智の中には円鏡智を以て本とす。五部の中には金剛部を以て体とす。幢旗を建てて煩悩の怨敵を降し、威光を輝かして生死の暗冥を破す。遮那薄伽の大智、ここに始めて開われ、菩提薩埵の大悲、此れより普く起こる。・・発心の種子は修行の葉果を開き、菩提の智円は涅槃の理実を結ばん。」)