福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

還暦求聞持成満の記 その52

2009-12-03 | 還暦求聞持成満の記
8月13日快晴
この日も快眠でき、早くおきました。行の練習に再度舎身嶽にのぼりました。明方になり時間は分かりませんでしたがくっきりと明星が東の空に拝めました。山にのぼって初めてです。太龍寺の副住職島村師が「明星はでるとすぐに分かりますよ。ちかちか光ってくれますから」といっていたがその通りでした。他の星を圧する耀きです。やはりちかちかと瞬きするように光ってくれました。くっきり大きく縦長の光を放っています。
この日は昼は通夜堂にも杉木立の木漏れ日がキラキラとふりそそぎ、蝉も過ぎ行く夏を惜しむかのごとく鳴き続けていました。その合間に本堂のお遍路さん達の鈴の音がきこえてこます。いいものです。
 「真言大徳列伝」を読むと実恵大徳にお大師様が涙ぐみながら「高野の秘事」をお授けになったということが書いてあり、なぜか亡父のことが思い出されこちらも涙ぐみました。
 昼頃窓の外をみると杉の大木の枝に黄色の蝶が飛んでいました。びっくりしました。求聞持行者が瞑想のなかで黄色の蝶をみることは悉地成就を意味するとも言われているらしいのです。行の前から本物の黄色い蝶を見てしまっていいのだろうかと思いました。しかしなにかありがたい気持ちになりましたした。
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