福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

第19回・福聚講関東36不動霊場巡り(2012-8-26 晴れ)

2012-08-31 | 開催報告/巡礼記録
     第19回・福聚講関東36不動霊場巡り(2012-8-26 晴れ)
<第36番札所・成田山明王院神護新勝寺(成田不動尊)>千葉県成田市成田1-1
 御本尊;大聖不動明王 (日本3大不動・秘仏) 開山;寛朝大僧正・平安時代(天慶3年・940年)
 寺宝;天国宝剣・不動明王二童子像・(鎌倉期・重文)絵馬二十二面(民俗文化財)他
一万余点を霊光館に収蔵

    


                     


JR成田駅改札出口、10時30分集合。駅前から続く参道を歩く。参道の両側には、ウナギ屋を始めとして、酒屋など昔風の店構えが多く、見ているだけで楽しい。すぐに道は下り坂になり、歩くこと10分、凝った作りの総欅造りの総門が見えた。

総門をくぐり、急な石段を上る。石段の途中には仁王門。石段を上りきった正面に建つ大本堂は、構えが大きく、落ち着きのある堂々とした建物(秘仏・本尊不動明王像を安置)。大本堂の手前右手に三重の塔が建つ。高さ25mの中規模の塔で装飾性豊かな塔。大本堂の左手に釈迦堂、右手奥、緑の中には聖徳太子堂。

不動霊場の納経所は平和大塔にある。大本堂裏手より石段を上がると、広い空間に出た。大空にゆったりと流れる入道雲の下、額堂、光明堂、開山堂が強い陽差しに光る。それぞれの建物は大きい。最奥に平和大塔。大塔は外観は二重塔だが内部は5階建て。2階には、不動明王を中心とする五大明王の巨像が安置されている。曼荼羅、真言宗祖師伝などの絵画が壁面を飾り、色遣いが明るい。

不動明王の前にて、納経。納経後、瞑想。人も少なく静かな空間で、自分と向き合い、仏様の安心を頂く。成田山は36不動霊場結願所でもある。ここで結願証を頂き、先導して下さった高原師とお不動様に感謝。その後、大本堂外陣にてご真言を唱える。

広々とした境内も、お正月の初詣や節分ともなれば人で溢れるという。( 元禄時代には、歌舞伎役者の市川團十郎が成田不動に帰依して「成田屋」と号して不動利生記を熱演 )
12時30分成田不動尊を辞す。成田山参道の店「ひかたや本店」にて、関東36不動霊場の満願達成を喜び、高原師を囲み昼食、懇談。後、解散。

【感想】
 秩父巡礼、坂東巡礼そして不動巡礼と、 私達はその都度多くの仏像や伽藍を仰いできた。おかげで日本の文化・歴史を体感できた。寺の境内には、季節の色がある。芽吹いたり、紅葉したり、落葉する樹々や、美しい花がある。時には背後に山があり、前庭に水(池、滝)がある。
 最寄りの駅から寺まで歩けば健康になる。こうして巡礼しているうちに、なにか発見できる。生き方とか、困った時は、自分の道が見えてくる。貴重な体験をさせて頂いた高原師、良い仲間、お世話になった皆様と、煩悩をくだき、慈悲を与えて下さる仏様に感謝。

<参加者>高原師、高橋、岡村、芦刈、淵野、角田、細田、清水、、河本、関口2


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