15日は全国の八幡宮の放生会です。
放生会は、養老4年(720年)の大隅、日向両国の隼人の反乱、同年あるいは神亀元年(724年)に誅滅された隼人の慰霊と滅罪を欲した八幡神の「合戦の間多く殺生すよろしく放生会を修すべし」というご託宣により宇佐神宮で放生会を行ったのが嚆矢で、石清水八幡宮では貞観4年(863年)に始まり、その後天暦2年(948年)に勅祭となった、とされます。
・筥崎宮では12日から18日までが放生会です。千年以上続く最も重要な祭典です。また、一年おきに御神幸(御神興行列)が行われ、七日間の期間中は参道一帯に数百軒の露店が立ち並ぶ、九州随一の秋祭りです。
・鶴岡八幡宮でも、毎年9月14日から16日までの3日間、例大祭が盛大に執り行われます。『吾妻鏡』によれば、文治3年(1187)8月15日に放生会(ほうじょうえ)と流鏑馬が始行されたとあり、これが当宮例大祭の始まりで以来800年続いているということです。
・石清水八幡宮祭
石清水八幡社のホームページには「石清水祭は清和天皇の貞観5(863)年、旧暦の8月15日に「石清水放生会」と称し、八幡大神様が男山の裾を流れる放生川のほとりにお臨みになって生ける魚鳥を放ち「生きとし生けるもの」の平安と幸福を願う祭儀として始められました。」とあります。
このほか、、鶴嶺八幡宮、横田八幡宮、大宮八幡宮等で例大祭が行われます。