華厳経巻第三十、十忍品第二十四ノ二
「・・諸の色は心によって造られ示現するも猶幻の如く、虚妄にして真実にあらず。一切の有は幻の如し。たとえば工みなる幻師の四衢に衆像を現じ、衆生見て歓喜するも而も実には所有なきがごとし。世間もかくのごとく一切みな幻の如く、有無等の諸法は悉く虚妄なりと了知す。」
「・・諸の色は心によって造られ示現するも猶幻の如く、虚妄にして真実にあらず。一切の有は幻の如し。たとえば工みなる幻師の四衢に衆像を現じ、衆生見て歓喜するも而も実には所有なきがごとし。世間もかくのごとく一切みな幻の如く、有無等の諸法は悉く虚妄なりと了知す。」