福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

本日の福聚講の模様をIさんが作ってくださいました

2015-01-17 | 開催報告/巡礼記録
今日17日今年初めての福聚講のお参りを護国寺で行いました。
一年で最も寒い「大寒」が近づき、冷たい風が肌に突き刺さるような一日でした。
3時に本堂に10人ほどが集まりましたが、若夫婦が先に祈願を頼んでおり、講のメンバーは後ろの席で一緒に拝みながら終わるのを待ちました。祈願では若い護国寺の僧侶の方が「錫杖経」をおとなえしており、講でもいずれ勉強したいものと思いました。
 いつものように、「おんさらばたたぎゃた・・」と三礼して、懺悔文、三帰、三境、十善戒、発菩提心、三昧耶戒、開経偈、般若心経、観音経全巻、をあげ、講元が祈願文「今上天皇 宝祚長遠 国体強固 万民豊楽 仏日常輝 常転法輪、ことには本日参詣各家先祖代々頓生菩提・・・」と唱えて参加講員の安楽を祈願し、そのあとは講員が交互に前でお焼香をしつつ諸仏のご真言をとなえ心願成就祈願するのを全員で一緒に唱和しました。
講員の方々は図らずもご縁の深い仏様のご真言に当たっていたようです。
 最後に短時間ではありますが瞑想をし、お参りを終えました。いつものことながら、堂の中は寒さも一入ですが霊気が満ちていて開山桂昌院様はじめ歴代管主方の「衆生無辺誓願度」の誓願がいまも脈々と息つ゛いているのを感じさせられます。
 最後に講元から「5月から江戸三十三観音と東京十社を回り始めますが、神社では般若心経秘鍵をおとなえするので、2月3月と秘鍵勉強会を開催します。なおこの秘鍵は大変霊験あらたかなお経で、年末も秘鍵を近くの谷保天神さまでおとなえして大変生々しいおかげを頂きました」という話がありました。お大師さまといえば、右手に錫杖つき左手に鉄鉢をお持ちになった托鉢姿の修行大師がよく見かけるお姿ですが、剣を持ったお姿で、秘鍵大師と呼ばれるお大師さまのお姿があります。「般若心経秘鍵」のなかで、「文殊の利剣は諸戯を断つ。」と述べられていることに由来しています。また、「般若心経秘鍵」の上表文において、古来より神社等でも読まれていたことが知られています。皆さんとともに、これを学び行ずることによって般若心経に表れている般若菩薩、そして観音菩薩の大きなご加護をいただけるものと思われます。
高原講元が、現在、ブログにおいて、解説を書かれていますが、2月11日と3月29日に勉強会を開く予定としています。幅広い参加をお待ちしています。
このあと、この秋から恒例となりました参拝後ゴミ拾いを皆で行いました。講員皆で利他行をすることで、さらに皆様がよりよいお陰をいただければ幸いに思います。この後いつものように飯田橋で2次会を開催しました。
 2次会では談論風発、他ではなかなか発言を躊躇するような真剣な内容の会話が交わされました。ここにはそういう雰囲気があるのです。
曰く「日本的霊性・妙好人について」
曰く「神は存在すや否や」
曰く「おかげとはなんぞや」
曰く「弱肉強食の世界はなぜあるのか」等々・・。

講元の話は 
・この福聚講は自分もおかげを無数にうけたので、縁ある人におかげをうけていただきたいと始めたもので、おかげは必ず頂けるが、認めない人に      とってはないことになる。
・何をおかげとするかはまさに仏教のエッセンスともいうべき「主観」の世界である。
・日常生活の些細なことのなかに「おかげ」を感じとれるようになると、また次の大きなおかげをいただけることになる。逆に「絶対的な大きなおか     げを受けられるまでは小さなおかげなど頂いたといって感謝できない・・などと考えていると、その考え通りお蔭はいただけないことになる。
    等ということでした。
思い出すと今日1月17日は阪神淡路大震災20周年でした。こういう日におまいりできたのも観音様のお計らいかもしれません。
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