福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

還暦求聞持成満の記その4

2009-10-19 | 還暦求聞持成満の記
「舎心山太龍寺縁記」から その2


須弥の四方に化下まして王種を生続したまふ。光音天ともうしあげるは正哉吾勝尊(まさやあかつのみこと)にあります。しかるに須弥の四方には五十二州の数あり。四方の王種はこれみな梵天王の種子にいます。故に悉く忝くも天照太神宮の貴孫の御子孫なり。須弥より東の王種は救大梵天王末継となずく。また東南方の王種は大悲大梵天王の種末なり。西北方の王種は妙法大梵天王の末継。北方は西南方におなじ。乃至下方上方世界は尸棄大梵天王の種末に在ます。この南閻浮提大日本國は百億世界開闢の根種なり。十方世界の種子となす。ゆえに之を遮摩羅州といふ。
遮摩羅とは縛曰羅なり。万物の金剛号なり。しかるを草木万物の惣名といふ。まさに十方世界にこの州より五穀種子を賦するは實なり。保食神(わけもちのかみ)なりいでたまふ州となすゆえなり。またかたじけなくも王種も天照太神宮の直道の末継なり。王種つきざること吾をみるがごとしと勅在す。
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