「かけまくもかしこきみことを重敬したてまつるべし。これ国土長養の恩を報ひ送りたてまつるに慈悲正直柔和をもってせよ。末の世となりては下劣の種もあるべし。ただし孝心をもてあがめ奉れば高位の姓を得るべし。開闢のはじめ飛行自在になして光明身にあり善女の相違なし。形色端厳にして果報殊妙なり。人壽も無量なりき。そのとき身量は千尺あるいは二千尺。
食所の地はみな餅なり。地よりまた甘泉湧き出でその味乳蜜のごとし。こぞりてこれをとりて食う。ゆえに人身ようやく堅く重し。身光をかくし神通をうしなふ。
しかりといえどもこの玉墟内國においてはかたじけなくも天照太神 求聞持をおこなひたまふ。」
食所の地はみな餅なり。地よりまた甘泉湧き出でその味乳蜜のごとし。こぞりてこれをとりて食う。ゆえに人身ようやく堅く重し。身光をかくし神通をうしなふ。
しかりといえどもこの玉墟内國においてはかたじけなくも天照太神 求聞持をおこなひたまふ。」