祝 福聚講秩父三十四観音霊場巡拝成満
福聚講(高原耕昇講元)は、11月9日(日)、この日、結願となる、第6回目の秩父三十四観音霊場巡拝行を行った。この日の、巡拝は、第30番札所から、第34番札所の計5ヵ寺と、秩父神社で、いずれの札所も秩父観音霊場中では、距離が離れて点在しているため、効率よく、巡拝するため、自動車を利用して周回した。
午前9時、西武秩父駅前の、レンタカーショップ前、集合。高原講 . . . 本文を読む
第六、三十種外道
浄心の起こる因縁を示そうとして三十種の外道を説く。これら外道はいずれも妄我執をもととしているが、かかる妄我の見は我の真実性を感じないところから起こる。大日経には「無始生死の愚童凡夫は我名我有に執着して、無量の我分を分別す。・・」とある。
迷うもとは我執にあるのだからこの我執を取り除かなければ順理の浄心の生ずるよすががない。そしてこの妄我の迷いを打破するにはただ我の真実性を観ずるこ . . . 本文を読む
第五、心続生の広答
四句の略答にも、最初に心続生の義を答え、九句の広答にも心続生の義を第一にのべられる。これをもっても大日経は衆生の霊性たる自心の菩提に目覚め、その自覚が次第に増大して如実に菩提の体を体得するに至るまでの浄菩提心の転回、即ち信念向上の歴程を明かすにあることがわかる。そして以下に心続生の内容として、三十種外道、八心、六十心、三劫等が説かれる。三十種外道は迷いであるが覚りはこの迷いをも . . . 本文を読む
第四、四句の略答
さきの九問の順序にこだわらず、大日経では最初に第三問心続生の意味を説かれる。大日経に「心続生の相は諸仏の大秘密なり。外道は知ることあたわず」とあり、大日經疏に「心続生の相とはこの心は畢竟常浄にして猶し虚空の一切の相を離れたるが如くなりといえども而も亦、因縁より起こして心相生ずることあり、・・當に知るべし。この心は縁より生ずるが故に、即ちこれ不生にして生じ、生にして不生なり。無相の . . . 本文を読む
第三、九句の法門
大日経はさきにのべたように「菩提心を因とし」「大悲を根とし」「方便を究竟とする」という三句の法門をエッセンスとするものであるが、この三句の法門を更に明らかにしようとして金剛手が九つの問を出し、如来がそれに答えられたのが九句の法門である。
金剛手の九問とは、
一、菩提心生(菩提心の生起について)
二、菩提心相(菩提心の相について)
三、心続生(浄心の続生について)
四、心相(盲心の . . . 本文を読む
第二、三句の答説、
四、大日経により大師は十住論に「如実知自心」の意味を述べられている「秘密荘厳心とは即ちこれ究竟して自心の源底を覚知し、実の如く自身の数量を証悟す、所謂胎蔵海会の曼荼羅、金剛界会の曼荼羅、金剛頂十八会の曼荼羅これなり(心の最終的な高みである秘密荘厳心とは自分の心の奥底を覚知し、自分の体の神秘を悟ことである。金剛界、胎蔵界の曼荼羅はこのこと(心と体が曼荼羅であること)をあらわしてい . . . 本文を読む
第四章第二、三句の答説(三句の問に対する答え)其の二
大日経住心品に「菩提心をを因とし 大悲を根とし 方便を究竟とす.」という句がありますがこれについて金山猊下は、
「『菩提心を因とす』というがこれは『発心』のことをいっているのである。この発心に二つあって、一つは神仏を向こうに置いてする発心(自他を分ける発心)。しかし真言宗は修業によって神仏ともとから一体であったことを自覚するもので有る」とい . . . 本文を読む
第四章第二、三句の答説(三句の問に対する答え)
上述のように金剛手が大日如来に向かって発した問に対して、如来は三句の法門を説き給う。「毘盧遮那如来、持金剛秘密主に告げて言はく・・菩提心を因とし、大悲を根本とし、方便を究竟とする。秘密主云何んが菩提とならば、謂はく実の如く自心を知るなり・・」即ち、種が地水等の外の縁に助けられ芽を出し、根を生じ、ついに果実をつけるに至るように、衆生が仏性の種子を発生さ . . . 本文を読む
第四章正宗分、
第一、三句の発問
「・(大日経住心品)・・爾時に執金剛祕密主、彼の衆會の中において坐して佛に白して言さく、世尊云何んが如來應供正遍知。一切智智を得たまふ。彼の一切智智を得て、無量の衆生の爲に、廣演分布して隨種種の趣、種種の性欲に随って、種種の方便道を以て、一切智智を宣説したまふ。或は聲聞乘道。或は縁覺乘道。或は大乘道。或は五通智道。或は願って天に生じ、或は人中・龍夜叉乾闥婆・ないし . . . 本文を読む
第三章、第三、別序経文の略述
まことに如来の身口意は法界に遍満して無辺際である。我らは身を清浄にして無念にして如来を念じ如来の威神力を蒙る時、晴れた夜空に星を仰ぐように十方の諸仏を見、法音をも了了に聞くことができる。・・曼荼羅の中の天竜八部衆(仏法守護の、天・竜・夜叉(薬叉持明)・乾闥婆・阿修羅・迦楼羅・緊那羅・摩睺羅迦の八神、胎蔵曼荼羅の最外院に配置される)は自性身より現じた映像だ . . . 本文を読む
第三章、第二、瑞相の三身と随他の三身
大日如来が説法開始に先立って三無尽荘厳(法身の大日如来が身口意の無限の働きをされること)を奮迅示現されるのは大衆を感動させ、以て自証の法門に悟入することを容易にするためであるが、一面から見れば自性会のみならずそれ以外の加持塵土世界の一切衆生にも法益を垂れる慈悲行である。大日如来はかくのごとく受用、変化、等流の諸尊を示現されるが衆生済度のためのこれらの無量の仏身 . . . 本文を読む
11月9日(日)秩父三十四観音結願。西武秩父駅前トヨタレンタカー9時集合、雨天決行、 第30番「法雲寺」、第32番「法性寺」、第31番「観音院」第33番「菊水寺」、第34番「水潜寺」、秩父神社(鎮座2100年)
巡礼装束(杖は31番で必須)のほかに坐して参拝できる敷物・ゴミ拾い用具用意 . . . 本文を読む