なかなか感じのよい駅だ。
駅員も配置されている。
こういう手作りな感じは国鉄もそうだった。
JRになって田舎でも規格化されてしまってつまらなくなった。
鉾田までの直通は少ない。
常陸小川止まりが多いのである。
駅前には広いバスターミナルがある。関東鉄道だ。
ローカル線はバスには敵わないのだが、バスの場合は地図や時刻表から町の表記が消えてしまうか小さく目立たない表記になってしまうのだ。
それが寂しい。
空は秋だな。
駅につきものの蕎麦屋。
私も山菜そばを食べた。
昔からそうだった。
いつ書かれたのだろう?
「きのこ狩好適地」という案内がかわいい。
あくまで手書き。
折り返しもそのまま601号
運転手もそのまま折り返す。
帰りは鉄道ファンが2名とおばあちゃんが1名。
揺れる車内から300ミリの望遠で撮ってみた。
窓の汚れでソフトフォーカスのように写った。
まっすぐな線路の向こうには何があるんだろう。
鉄道模型のレイアウトのような駅の風情。
霞ヶ浦は字のとおり何となく霞んでいる。
のんびりした風景だが、撮ってる方は揺れまくる車内から300ミリで写しとめるのに必死なんである。
夕方の風景。
琵琶湖ともまったく異なる雰囲気だ。
浅いのが湖面からもわかる。
すれ違った車両はすべて新型の単行であった。
途中駅からは高校生や中学生が大勢乗車し、席は埋まり立つ学生も多かった。
石岡に到着すると多くは常磐線に乗り換える。
こんな色の車両もある。
いつ走るのだろうか場所は移動していた。
すぐに次の列車が入ってきた。
通学ラッシュのために途中までピストン輸送する。
中学生や高校生を見ていると元気で屈託がなく、廃止されてしまうなどとは想像もできないのである。
帰宅する時間が押し迫っていたので帰りは「フレッシュひたち」で帰った。
上野まで58分であった。
石岡から鉾田まで20数キロを50分強で走る「かしてつ」と石岡から上野(82.2キロ)に向かう常磐線の所要時間が変わらないのには驚く。