SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

菖蒲池から王寺・田原本へ

2006-10-30 | 鉄道・バス
西大寺から歩いて菖蒲池駅に行く。
ここは近鉄の遊園地があった駅だ。
小さい頃随分とお世話になったのだが昨年閉園されてしまった。
電鉄系の遊園地はその昔は一大レジャー施設だったのだが言うまでも無く
レジャーの多様化で入場客が激減し、特に電鉄会社の看板的であった遊園地はどこも廃園されてしまった。
残るのは京阪電鉄の枚方パークぐらいしか思い出せない。
奈良では他に「奈良ドリームランド」が今年の夏に閉園された。
どちらも私の歴史の中で写真のみに残るものとなった。
笑顔とともに。


駅から見た菖蒲池遊園地の姿。
これからどう変貌するのか?
ここは学園前から続く高級住宅街になってきている場所。
kinkikidsの堂本剛君の実家もここから歩いてすぐ。
大池という池の付近にある高級住宅街にあるのは地元では有名だ。
紹介されて行った事がある。



関西の特徴としてホームには待合室がある。
これは夏は東京よりも遥かに暑いため。



奈良線で生駒へ向かった。
先頭車で景色を見ていると高級で緑の多い人気の住宅街であることが
よくわかる。東生駒からは新しくできた「ゆめはんな線」が並走し複々線だ。

近鉄は広告電車が好きで、いろいろな広告が走ってる。
シールではなくて下地を白く塗装してから広告を貼っている本格派。


子供達の後ろに居るのは地下鉄直通車。
しかし関西の子供は校外学習に行く場所に事欠かないのがうらやましい。



「ゆめはんな線」を自ら広告している電車。
近鉄7000系第三軌条車。車幅は2900ミリで近鉄で一番広い。
ゆめはんな線(正式にはけいはんな線)の終点は学園前の北方の登美ヶ丘。
ここは小さい頃の遊び場。
すごい田舎で学園前駅から木津行きボンネットバスに乗って魚やカラス貝を
取って遊んだ場所。
今は学究都市の玄関口になっている。



近鉄王寺行きに乗り換える。
近年急激にベットタウン化が進む地域。
昔はそれこそ田舎。


車内の様子。
関西は蛍光灯には必ずカバーがかかっている。
剥き出しにはしない風習。
関東は絶対に剥き出し。


近鉄とJRの王寺駅。
あまりにも近代化されていて驚く。
昔は相当な田舎だったのだ。
駅前も綺麗に整備され大型スーパーも併設されている。
もはや王寺ではない。



謎の物件「売店よっちゃん」!
タバコの自販機と細い入り口を入った左手にジュースの自販機のみ。
でも驚いた。入って右手の壁に小さな正方形の穴が2つ開いていて、
上の穴にノートパソコンの背が見える。誰かがPCを打っている音が。
大人の出入りできる穴ではない。
しばらく外で喫煙していると、その下の穴から人が出てきた。
本当に小さな人だった。
彼がよっちゃんなんだろう。
本当はこのビル全体のオーナーなのかもしれない。
右の綺麗な店は店子だったりするのかも。


奈良交通のバス。
近鉄バスそのものは少なく、グループ会社のバス会社が昔から多い。
近年の分社化とは歴史が違う。


近鉄王寺から歩いて50メートルの新王寺駅。
線路はつながっていない。
元々は生駒-王寺間も新王寺-西田原本間も近鉄の前は別々の鉄道。



新王寺からはローカル色が強く沿線の再開発もまだまだ。
というか奈良そのものの地域を走るので開発はあまりされないだろう。
そのため本数も少なく次の電車まで市街地探索に行くことにする。

駅前は近代化されているが古い街並みの匂いはぷんぷんする。
ちょっと離れると家はこんな感じ。



これも。



これも。




新王寺駅に戻る。
先ほどの生駒線と違いこちらの田原本線は8400系の運行でちょっと嬉しい。



枕木は今時珍しくほぼ全線「木」である。
生駒線はコンクリートであった。




田原本線の終点は西田原本駅。
ここで降りて近鉄橿原線の田原本駅に50メートルで移動。
田原本線は両端とも近鉄の駅に接していない独立線。
但し橿原線とはレールがつながっていて車検の際には出入りがある。
その渡り線を走行する姿は見たことは無い。


こちらが橿原線の田原本駅。
奈良を縦に結ぶ歴史深い悠久の地を走る路線。
さすがに沿線は開発されていない。
奈良時代とそんなに変わらない(ちと大袈裟)風景の中を走る。


撮影はKONICA MINOLTA α-7D AF17-35/F2.8-4.0、AF80-200/F2.8
コメント (4)
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