12/27から1/1までスキーにて不在です。
30名ぐらいで行ってきます。
持って行くカメラはゲレンデに最適! SONY NEX-5です。
年末最後にカメラの話題を。
今年はミラーレスカメラが一気に開花、普及し、
コンデジが激安になった年でした。
従前からのデジタル一眼は、新しい試みは少なかったものの、
手抜きの無い、高級な作りのものが多い一年でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/c6/b71f916ddb8b7e386bd5ec974a02da0d.jpg)
読者が選ぶ「2010年デジタルカメラ人気投票」結果発表
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/special/20101222_416478.html
今年のカメラ人気投票の結果はたいへん興味深い。
順位は下記だ。
1位:ペンタックスK-5
2位:ニコンD7000
3位:ソニーNEX-5
4位:ソニーα55
5位:ペンタックス645D
6位:オリンパスE-5
7位:パナソニックLUMIX DMC-GF2
8位:ペンタックスK-r
9位:オリンパス・ペンライトE-PL1
10位:パナソニックLUMIX DMC-GH2
ペンタックスのK-5がトップになっている。
ペンタックスは10位以内に3機種も入っている。
2位のニコンD7000や3位のSONY NEX-5は想像されたとおりだが、
α55の健闘も意外なほどだ。
そして意外だったのはキヤノンが入っていないこと。
これは想定外だ。
このアンケートに答えた人(実は私も参加した)は、かなりコアな人だろうと思う。
ふつうはアンケートに答える行為も面倒なので、カメラファンで物言うタイプが
アンケートに答えるだろう。
もしくは新しくカメラを新調した人が嬉しくて自分の購入した機種を選んだ場合か。
選ばれたカメラはどれも選択の理由が明確なものばかりだ。
視野率が100%なもの、ボディーがしっかりしてるもの、高感度ノイズが少ないもの、
連写枚数が多いもの、大きなセンサーを採用しているもの、超小型、CPが高いもの・・・等だ。
キヤノンは60Dを発売したが、目新しいものは無く、良い言葉で言えば正常進化で手堅いカメラだ。
視野率も100%ではないし、高画素化したためかノイズも少なくない印象。
昨年販売をしたキヤノン7Dに惜しみない性能を盛り込んだため、60Dは霞んでしまった。
そもそも7Dが上位機種なのに60Dの実売価格が変わらないのは戦略として?だ。
実際の売上高ではキヤノンが他社を圧倒している。
予想通りに入門機のEOS KISS X4 WズームキットがTOPだ。
また、このホームページ(デジカメwatch)を見ている人の所有カメラはニコンとキヤノンが半数を超える。
ニコン 29.0%
キヤノン 28.1%
ペンタックス 20.1%
オリンパス 13.6%
所有していない 12.2%
ソニー 11.6%
パナソニック 1.7%
富士フイルム 1.6%
そのほか 1.3%
シグマ 1.0%
ライカ 0.2%
なのに人気投票ではキヤノンが10位に入らないというのは、60Dがインパクトが少なかったということだろう。
相変わらず売上、人気ともトップのKISS X4は主婦層や入門者が多く、アンケートに答えるほどのオタクではないだろう、たぶん。
ただ、キヤノンはそんなことは承知だ。
購入者の多くはコアなファンではない。
「レンズ交換式のカメラを買おうと思うが、何を買ったら良いかわからない。
キヤノンなら「絶対に安心」だと思う。」そんな人が大半だ。
これはトヨタの購買意識と似ている。
大量な広告を打ち、イメージを浸透させれば多くの浮遊層を獲得できる。
ペンタックスに投票する人は、例えばスバルや小型欧州車を購入しようとするタイプだろう。
コアなファンにばかり対応していては、利潤の追求ができない。
むかしのトヨタが80点主義と言われたり、キヤノンは高いと言われても、企業としては
利益追求は至上命題だ。
ただ顧客側にはあまり関係の無い話だ。我々は株主じゃない。
値段は安いほうが良いに決まっている。
新鋭のSONYはそこにつけ込んだ。
自由気侭な発想でNEXやα55を送り出し、値段は破格の安さだ。
久々にSONYらしい尖がりを見せた。
HOYAになってからのペンタックスはその資金力で
二台巨頭のキヤノンとニコンに果敢に挑んでいる。
まるでドイツ車のような作りの良さだ。
パナソニックやオリンパスはまた違う戦略だ。
広告にはかなり投下して、新たなブームを創生するという挑戦を行っている。
ミラーレスを販売し、「女子カメラ」という一大ブームをも創生したのだ。
しかしながら巨頭は慌てているわけではない。
市場が成熟していけば、最後発で完成度の高いものを出してくる。
キヤノンもニコンもミラーレスを出すタイミングだけを計っている。
かつての松下やトヨタがそうだった。
ブームは人に任せておけばよい。お金も時間もかかる。
(最近の松下やトヨタは違う。しっかり貯めた資金で先手も打つようになった。)
「ミラーレスは欧米には普及していない。まだ出すタイミングではない。」と名言している。
それも戦略である。
巨人の余裕だ。
私はといえば、迷わずにペンタックスのK-5とニコンD7000、SONYのNEX-5、SONYのα55に投票した。そのまま1位から4位になった。
理由は明確。
値段の割りに「すごい」からだ。
ただ、ペンタックスやニコンに関してはマウント変更になるので、簡単に手を出せないだけ。
各社のマウントが異なるために、大手がすこし安穏としていられる珍しい業界なのだ。
人気投票と販売量が連動しない悲しい世界だ。
先日のニュースで、SONYが東芝の長崎の半導体工場を購入する記事が有った。
SONYのCMOSが売れて供給が間に合わないのだ。
人気投票の1位から4位は実はSONY製のCMOSを使っているのだ。
ペンタックスK-5、ニコンD7000、SONY α55は同じセンサーだ。
買収する長崎工場では、裏面照射型の大型センサーも作られるらしい。
カメラの場合は中身まで知れば、もっと面白い。
30名ぐらいで行ってきます。
持って行くカメラはゲレンデに最適! SONY NEX-5です。
年末最後にカメラの話題を。
今年はミラーレスカメラが一気に開花、普及し、
コンデジが激安になった年でした。
従前からのデジタル一眼は、新しい試みは少なかったものの、
手抜きの無い、高級な作りのものが多い一年でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/c6/b71f916ddb8b7e386bd5ec974a02da0d.jpg)
読者が選ぶ「2010年デジタルカメラ人気投票」結果発表
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/special/20101222_416478.html
今年のカメラ人気投票の結果はたいへん興味深い。
順位は下記だ。
1位:ペンタックスK-5
2位:ニコンD7000
3位:ソニーNEX-5
4位:ソニーα55
5位:ペンタックス645D
6位:オリンパスE-5
7位:パナソニックLUMIX DMC-GF2
8位:ペンタックスK-r
9位:オリンパス・ペンライトE-PL1
10位:パナソニックLUMIX DMC-GH2
ペンタックスのK-5がトップになっている。
ペンタックスは10位以内に3機種も入っている。
2位のニコンD7000や3位のSONY NEX-5は想像されたとおりだが、
α55の健闘も意外なほどだ。
そして意外だったのはキヤノンが入っていないこと。
これは想定外だ。
このアンケートに答えた人(実は私も参加した)は、かなりコアな人だろうと思う。
ふつうはアンケートに答える行為も面倒なので、カメラファンで物言うタイプが
アンケートに答えるだろう。
もしくは新しくカメラを新調した人が嬉しくて自分の購入した機種を選んだ場合か。
選ばれたカメラはどれも選択の理由が明確なものばかりだ。
視野率が100%なもの、ボディーがしっかりしてるもの、高感度ノイズが少ないもの、
連写枚数が多いもの、大きなセンサーを採用しているもの、超小型、CPが高いもの・・・等だ。
キヤノンは60Dを発売したが、目新しいものは無く、良い言葉で言えば正常進化で手堅いカメラだ。
視野率も100%ではないし、高画素化したためかノイズも少なくない印象。
昨年販売をしたキヤノン7Dに惜しみない性能を盛り込んだため、60Dは霞んでしまった。
そもそも7Dが上位機種なのに60Dの実売価格が変わらないのは戦略として?だ。
実際の売上高ではキヤノンが他社を圧倒している。
予想通りに入門機のEOS KISS X4 WズームキットがTOPだ。
また、このホームページ(デジカメwatch)を見ている人の所有カメラはニコンとキヤノンが半数を超える。
ニコン 29.0%
キヤノン 28.1%
ペンタックス 20.1%
オリンパス 13.6%
所有していない 12.2%
ソニー 11.6%
パナソニック 1.7%
富士フイルム 1.6%
そのほか 1.3%
シグマ 1.0%
ライカ 0.2%
なのに人気投票ではキヤノンが10位に入らないというのは、60Dがインパクトが少なかったということだろう。
相変わらず売上、人気ともトップのKISS X4は主婦層や入門者が多く、アンケートに答えるほどのオタクではないだろう、たぶん。
ただ、キヤノンはそんなことは承知だ。
購入者の多くはコアなファンではない。
「レンズ交換式のカメラを買おうと思うが、何を買ったら良いかわからない。
キヤノンなら「絶対に安心」だと思う。」そんな人が大半だ。
これはトヨタの購買意識と似ている。
大量な広告を打ち、イメージを浸透させれば多くの浮遊層を獲得できる。
ペンタックスに投票する人は、例えばスバルや小型欧州車を購入しようとするタイプだろう。
コアなファンにばかり対応していては、利潤の追求ができない。
むかしのトヨタが80点主義と言われたり、キヤノンは高いと言われても、企業としては
利益追求は至上命題だ。
ただ顧客側にはあまり関係の無い話だ。我々は株主じゃない。
値段は安いほうが良いに決まっている。
新鋭のSONYはそこにつけ込んだ。
自由気侭な発想でNEXやα55を送り出し、値段は破格の安さだ。
久々にSONYらしい尖がりを見せた。
HOYAになってからのペンタックスはその資金力で
二台巨頭のキヤノンとニコンに果敢に挑んでいる。
まるでドイツ車のような作りの良さだ。
パナソニックやオリンパスはまた違う戦略だ。
広告にはかなり投下して、新たなブームを創生するという挑戦を行っている。
ミラーレスを販売し、「女子カメラ」という一大ブームをも創生したのだ。
しかしながら巨頭は慌てているわけではない。
市場が成熟していけば、最後発で完成度の高いものを出してくる。
キヤノンもニコンもミラーレスを出すタイミングだけを計っている。
かつての松下やトヨタがそうだった。
ブームは人に任せておけばよい。お金も時間もかかる。
(最近の松下やトヨタは違う。しっかり貯めた資金で先手も打つようになった。)
「ミラーレスは欧米には普及していない。まだ出すタイミングではない。」と名言している。
それも戦略である。
巨人の余裕だ。
私はといえば、迷わずにペンタックスのK-5とニコンD7000、SONYのNEX-5、SONYのα55に投票した。そのまま1位から4位になった。
理由は明確。
値段の割りに「すごい」からだ。
ただ、ペンタックスやニコンに関してはマウント変更になるので、簡単に手を出せないだけ。
各社のマウントが異なるために、大手がすこし安穏としていられる珍しい業界なのだ。
人気投票と販売量が連動しない悲しい世界だ。
先日のニュースで、SONYが東芝の長崎の半導体工場を購入する記事が有った。
SONYのCMOSが売れて供給が間に合わないのだ。
人気投票の1位から4位は実はSONY製のCMOSを使っているのだ。
ペンタックスK-5、ニコンD7000、SONY α55は同じセンサーだ。
買収する長崎工場では、裏面照射型の大型センサーも作られるらしい。
カメラの場合は中身まで知れば、もっと面白い。