SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

SMC Takumar 55mmF1.8 を借りて試写する。

2011-11-16 | カメラ・レンズ
会社の同僚がPENTAX SMC Takumar 55mmF1.8を1000円で知人から買ったらしい。
さっそく会社に持ってきて貸してくれたので、1日だけ借りて試写・評価することにした。
私が所有する2本の金属ローレットのTakumar 55mmF1.8と比較してみたい。
勿論、借りたレンズの方がゴムを巻いた新しいモデルなので、コーティングも新しいだろう。

今日はリハビリの日でお休みをもらった。
昼食やリハビリ往復でババッと撮影してみた。




これがPENTAX SMC Takumar 55mmF1.8で、1000円。
当時はF1.4が高くて、F1.8がリーズナブルな設定だった。
50年ほど前の話だ。

ちなみにTAKUMARの意味だが、写真家・画家である梶原 琢磨(旭光学の創業者の梶原熊雄の親類)の名前から
取ったのだそうだ。







ベンチャーキャピタル時代の同僚とランチした。
健康的な昼食。







コーヒーもついてくるが、器も上等。
お値段は安い。

レンズの比較をしたいので、ほとんどは開放のF1.8で撮影。
当然、すごくボケるのだが、そのボケが滑らかで上品だ。
さすがにペンタックスである。
こういう描写は単焦点ならではだ。







左上のボケが綺麗だ。
ここを見れば単焦点のレンズだとわかるものだ。
















なんだか久しぶりにじっくり見るセイタカアワダチソウ。
昔はそこら中に咲いていて、邪魔なほどだったが、最近はそれほど見なくなってしまったなあ。

おっと、描写はやはり良い。








古いコーティングのせいか、基本は明るめになり、発色も面白い。
なんだか絵画のような発色になったりするのが面白い。
私のレンズとも違う。







こんなの見っけ。
ナンバーまで240だ!








モンブランを最初に販売した店「モンブラン」。
撮影は相変わらず開放。







暗くなってきた。

レンズの周辺の描写を見るために、わざと光源をぼかす。
ボケは丸く、周辺のラグビーボール状の歪も極めて少ない。
50年ほど前の設計とは思えない。
やはりタクマーは優秀なのだ。








光源が上品なのだ。








定点撮影。








いやあ、悪くないなあ。
おまけに、マニュアルフォーカスだが、ピントが合わせやすいのだ。
私の目は脳梗塞の後遺症で、複視が残っているのに、このレンズはピントリングがスムーズで
合わせやすいのだ。
最短から無限遠まではピントリングはかなり回るタイプだが、適度な重さが心地よい。







古いレンズでは、こういう夜の被写体は難しいのだが、極めてふつうに写る。

結論は、やはりペンタックスのレンズはずっと昔から優秀ということがよくわかった。
α900はCMOSがフルサイズなので、レンズが不利な周辺まで使うのに、こうやってちゃんと
撮れるのだから、APS-Cサイズの一眼レフでは、もっと美しく撮れるはずだ。






SONY α900、PENTAX SMC Takumar 55mmF1.8

(レンズの写真:SONY NEX-5/E18-55mm/F3.5-5.6 OSS)






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コメント (6)
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