
(写真はSONY NEX-6、 16-50mm F/3.5-5.6/PZ OSS)
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASG7375D4G73UTIL05R.html
すごいニュースだ。
いやあ、衝撃的である。
渋谷駅は19年連続3位だったのに、一気に5位に転落だ。(1位新宿、2位池袋、3位渋谷は不動だった。)
記事では「同年度の渋谷駅の1日平均の乗車人員は37万8539人。
12年度の41万2009人より8%減り、年間収入にすると二十数億円の減少に
相当するという。」だそうだ。
2013年度
1 新宿 751,018
2 池袋 550,350
3 東京 415,908
4 横浜 406,594
5 渋谷 378,539
6 品川 335,661
7 新橋 254,945
8 大宮 245,479
9 秋葉原 240,327
10 北千住 203,428
2012年度
1 新宿 742,833
2 池袋 550,756
3 渋谷 412,009
4 東京 402,277
5 横浜 400,655
6 品川 329,679
7 新橋 250,682
8 大宮 240,143
9 秋葉原 234,187
10 高田馬場 201,765
渋谷は東京駅に抜かれ、なんと横浜駅にも抜かれたのである。
(10位は高田馬場が転落し、北千住が入っているが、さもありなん。)
さて、今度は東急側の乗降客数を見てみよう。
東横線渋谷駅である。
2012年度 435,994
2013年度 441,266
となっている。
あれ、増えてるじゃない。って?
これは説明・補足が必要だ。
この数値は通過客を含むのだ。
2012年度は渋谷は終点だったので、435,994人は実際の駅改札から出たり入ったりした人。
2013年度は改札を通った人と、メトロ副都心線に直通する人が居るのだ。
2012年と2013年では人数はほとんど変わっていない。
ということは、渋谷で直行する人の分、改札を使う人は減ったことになる。
要するに、東横線渋谷駅の利用客はすごく減ったということになる。
それは当たり前だ。
直通運転が始まったからと言って、東横線の沿線人口が急に増えるわけはないからだ。
なので、双直すれば、最初は駅の利用客は大幅に減るのである。
非常に長い目で見て、路線価値を高めて沿線人口を増加させるのである。
それは田園都市線と半蔵門線の相直でも証明されていることだ。
鉄道会社は数十年先を見ている。
我々凡人のように今日明日、せいぜい数年先までしか見ないのとは違うのだ。
ということで、改札利用の乗降客が減り、JRに乗り換える人は大幅に減って、
JR渋谷は3位から5位に転落。
これは東急側からしたら、してやったりで思惑通り。
成功したということになる。
ちなみに東急の目黒駅は248,074人で昨年より2.6%増加した。(2012年 241,718人)
五反田駅は108,025人で 2.7%増加した。(2012年 105,167人)
逆に中目黒駅は185,929人で昨年より2.5%もマイナスである。(2012年 190,774人)
これは渋谷駅を嫌って、他線に流れた可能性があるのだ。
東急でマイナスを示す駅はほとんどないのに中目黒は減ったのだ。
恐らくだが、渋谷駅の乗降・通過客が減っていないのに中目黒が減ったのは、
ラッシュ時は他線に流れて、昼間や週末は、東武や西武からの流入も増えたのだろうか。
ただし、ラッシュ時の中目黒-渋谷間は明らかに乗客が減った感じがするので、
昼間の増加があるのだろうか、不明だ。
この辺は時間帯別に見ないとわからない。
というわけで、今すぐに評価するわけではないのだが、
しかし渋谷駅は使いにくいなああ。
これだけは言える。
まだぜんぜん愛せない。
そして、横浜駅も実は戦々恐々である。
なぜなら相模鉄道が、JR湘南新宿、東急と相互直通運転を予定し、横浜駅に行かない列車が増えるからだ。
JR横浜駅は確実に地盤沈下するだろう。
怖い怖い。
SONY NEX-6、 16-50mm F/3.5-5.6/PZ OSS
