
MIX NUTS / SEEDS IN THE WATER
私の中の「レコード大賞2015」
今年も毎日通勤やPC、クルマで音楽をたくさん聴いた。
なぜだかマイルス・デイビスが多かったのは理由はわからない。
私の中でのレコード大賞を発表しよう。
2015年に発売されたものではなく、過去を含めて、気に入ってヘビーローテーションだったCDだ。
「レコード大賞」 MIX NUTS / SEEDS IN THE WATER
「レコード大賞新人賞」シシド・カフカ / カフカナイズ
「レコード大賞審査員特別賞」Led Zeppelin / Deluxe Edition
「レコード大賞駆け込み賞」ACO / Valentine
*あくまでも私個人のレコ大
MIX NUTS / SEEDS IN THE WATER
MIX NUTSは奈良在住の知人で元ジムカーナー関西チャンプ、ライブミュージシャンの関さんから教えてもらい、さらにCDを買ってもらったのだった。春ごろだったか。
ところが、半年たった今も、最も多く聴いているのだ。
要するに飽きない。
楽曲は男性ヴォーカルの入ったちょっとファンキーなリズムのフュージョンタッチのものだ。
フュージョンは70年代から80年代に嫌と言うほど聴いていたが、
素敵なサウンドに酔いしれるのに、なのに、飽きるのだ。
なのに MIX NUTSはなぜだか飽きない。車にも常備している。
私がずっと好んで聞いてきたミュージシャンのテイストにも近いからか。
スティーリーダン、リトル・フィート、タワー・オブ・パワー、阿部礼二じゃなくってアベレイジ・ホワイト・バンド、
スウィングアウトシスターズ、トム・スコット、ラリー・カールトン、ロベン・フォード・・・
これらのミュージシャンは涙が出るほど好きなのだが、Mix Nutsからはそんなテイストが感じられるのだ。
捨て曲が全くない。
どれも最良なサウンドで、知的で都会的で、野暮ったさや、子どもっぽさや、わざとらしさが微塵も無い。
極めて自然で、すんなり入ってくる。
日本のフュージョン寄りの演奏で、こんなに快適なものはかつて聴いたことがない。
しかしながら歌詞は日本語。
ブラスセクションも入っていて、演奏は派手でないのだが、バンドマンならわかる完璧さ。
2015年に限らず、私のライブラリーで最良の1枚。
文句なくレコード大賞。
西慎嗣(G・Vo)、山村哲也(B・Vo)
サザンの松田弘がドラム!(一部、江口信夫)
ドンペイさん、Charも参加!!!
なんと言っても、
西慎嗣氏はあの「スペクトラム」を作った人である!
http://www.shinji-nishi.com/profile.html
音楽歴がすごすぎて、目を疑うような人なのだ。
1. 幸せの赤いベンチ
2. 華やかなエリア
3. ベランダ
4. ディア・ミー
5. 新しいプリーチャー
6. アイ・ワナ・ビー・ユア・マン
7. 霧の中
8. 濁った頭
9. せとぎわのサボテン
シシド・カフカ / カフカナイズ
モデル風で存在が目立つ女性ドラマーだと思っていたら、
CDがあまりにも素晴らしかった。
見た目通りにカッコいいサウンドだが、練に練られたもので、演奏も歌も楽曲もリズムも最高。
曲数はすごく多いのだが、無駄曲はまったく有りもしない。
シシドカフカもプロデューサーもアレンジャーも演奏者も録音技師も全員がパーフェクト。
買って損なし。
新譜出ないのかなあ。
Led Zeppelin / 「デラックス版のシリーズ」
永遠のアイドル、Led Zeppelinのリミックス、未発表曲、未発表テイクの入ったデラックス版が
続々と発売されているが、全部買っている。ライブの「永遠の詩」も含む。
ジミー・ペイジの監修であり、おそらく最終版であろうか。
とにかく、いちいち驚く。
どのタイトルにも、未発表や別テイクの2枚目がついていて、オリジナルとの違いを楽しむのも良いが、
ピアノのインストの名曲だとか、有名曲にも必ず別テイクがある。
ライブなどは違う日の演奏と差し替わっていたりして、かなり驚く。
JAZZはかなり前から別テイクを追加したものが発売されてきたが、ロックでここまで大々的に
シリーズ化しているのはビートルズとツェッペリンが有名だ。売れるからね。
ACO / Valentine
新譜は12/16発売。
LUCKでかなり激しいヘビロテになった私。
LUCKライブで頂点を体感して、バックミュージシャンたちやtoeにも惚れた。
今回はLUCK、TRADの延長線上にあるものの、極まった感じ。
完全にACO独自の世界になっていて、万人受けではないものの、はまればはまる。
知的水準の高いロック。
SONY NEX-6、SONY16-50mm F/3.5-5.6/PZ OSS