ここのところ、ずっとお腹の調子が悪かった。
医者にかかったら、「まずは安心のためにも大腸の内視鏡検査をやっておきましょう。」
と言われた。
まあ、自分でも生まれて初めてだが、やっておけば安心だなと思ってはいた。
胃カメラは口からやって楽勝で何も感じないので、腸も平気かなと思っていた。
要は麻酔が効きやすい体質なのだ。
すぐに寝るし(笑)。
大腸の内視鏡検査は3日ほど前から、繊維質なものを食べないで、前日は3食とも消化の良いおかゆと決められている。
写真のグリコの3食のセットを病院から買って準備する。
味は美味しい。
今回は日曜が箱の3食だった。
しかし、日曜は親戚が鎌倉に集まってクリスマスパーティー。
ご馳走を目の前に、おかゆを食べた私。
でも、なんだか平気だった。
あっという間に粗食に慣れるみたい。
ならダイエットすればいいじゃんという話もある。
検査の前日の寝る前に下剤を飲むのだが、これは寝てる間は効かない下剤だそうな。
ところが私はあっという間に効いてしまった。
写真の下剤は検査当日に飲むもので、なんと1.8リットルもある。
朝から昼までに飲む。
でも前日に作って冷やしておくと、味は美味しいし、お腹が空いてるので、ちょうどいい。
しかし下剤だから、飲んだら途端に効く。
トイレは10回は行くよ。
そうやって腸の中を空っぽにしないと検査がやりにくいから飲むのだ。
だから前日や前々日も野菜や海藻、根菜、乳製品、小さな種が入ったものはダメ。
腸にこびりついて検査ができないし、間違いのもとになっちゃう。
病院でお尻側に穴が開いたパンツをはいて、ガウンに着替えてベッドに横たわる。
ああ、怖いなあ。
痛いのかなあ。
お尻に内視鏡が入ってから、曲がりくねった腸をぐにょぐにょ入っていくんだよなあ。
鈍痛がするのかいな。
ここ一週間は、この内視鏡検査を心配していた。で、お腹が痛かった。
で、麻酔の注射を打たれた。
1分後には意識がなかった。
「終わったよ。」と先生の声が聞こえた。
しばらく寝ててください。と言われて、1時間ほど寝た。
内視鏡が入った瞬間もなにもかも気が付かずに終わった。
胃カメラもそうだけど、何もなく終わるな。
こんなに楽なら毎年やってもいい。
結果はポリープが2個あっただけで、炎症も癌細胞も痔も何もなかった。
小腸、S字結腸、十二指腸、盲腸、大腸とも綺麗だった。
ああ、何だったんだろうか??
歳をとったもんだよ。
結論から言うと、大腸内視鏡検査は昼寝をしに行くようなもんで、
すごく楽である。
終わったあともどこも痛くも無い。
ただし、前日はおかゆ攻めで、当日は下剤攻撃である。
まあ、家に居ればなんてことはない。
SONY NEX-6、SONY16-50mm F/3.5-5.6/PZ OSS