今年93歳になった母は7月に大腸憩室からの出血で6日間の入院をしていました。入院中はベッドの上での安静を言い渡され、トイレにも行けずずっと横になっている状態でしたので脚の筋力が著しく低下し、退院後は歩くことが困難になってしまいました。その後暫くの間は自宅で車椅子での生活が続いたんです。(現在は手摺などを使うか手引きなどで何とか歩行は出来ています。)
この時点で母の要介護度は区分2だったのですが介護認定の見直しを依頼し8月上旬に市の職員の方が自宅を訪れ認定調査をしてくれました。そして判定会議が31日にあって結果連絡は9月1日以降と言われていたのです。
母は現在介護保険で利用しているのは介護用品(ベッドや杖に車椅子、自宅廊下に置いている据え置き型の手摺)などをレンタルしていて、その外にはデイサービスの利用が週に4日です。この他には不定期ですがショートステイを使うこともあります。
しかし要介護2ですとショートステイを1泊2日で利用するとなるとデイサービスを2回ほどキャンセルしないと支給限度基準内単位をオーバーしてしまうのです。あるいはキャンセルせずにオーバーした分を全額負担する様になってしまいます。
要介護3の父は基準内単位が多いので問題はないのですが、出来ることなら母も要介護3になってくれると1泊2日のショートステイを月に複数回利用できることになるのです。(実際に何回利用出来るのかは確認中)
私はずっと一人で両親の介護をしているので家内と次男が居る自宅に帰って寝ることができるのは両親が揃ってショートステイを利用している月に1回だけなのです。これが現在の私の介護生活で一番キツイ事柄となっています。なので認定調査日には認定員の方に母の歩行状態が困難な様子を見てもらうことと、現在の私の置かれた状態を強くアピールし月に何度かは自宅に戻って休息を取りたい旨お願いもしたのです。そして今回の区分変更で要介護3になってくれることを切に願っていました。
以前の区分変更依頼の時もそうなんですが、調査結果はコンピューターで自動判定されてその後調査員などが参加した判定会議に掛けられるそうなのですが、コンピューターで区分変更に該当せずとなった場合は正式な審査結果が出る前に担当のケアマネさんに「今回は区分変更に該当しません。」などと事前連絡が入ることになっています。
そして今回は8月30日の時点でもケアマネさんへの連絡がなかったことから「多分要介護3の認定が下りるのでしょう。」と言うケアマネさんからの電話連絡を貰っていました。これで今後はショートステイを月に2回ないし3回は利用して少しは楽をさせて貰える、と考えていたのです。
ところが、翌31日になってケアマネさんから「今日担当の調査員さんから連絡入りました。コンピューターで弾かれたそうです。普通は判定会議の数日前までに連絡が来るのでまさか判定会議の前日に来るとは思っていませんでした。」との連絡があったんです。
とてもショックでした。今回こそ大丈夫だろうと思っていたのですが、変わらずの要介護2。これでは来月からまたショートステイは1回の利用だけになってしまいました。
そして今日です。郵便ポストに市役所から封筒が送られてきました。中には介護認定に関する書類が入っています。そして新しい認定証も入っていたのです。ん?介護度に変更がなければ従来の認定証のままのはずで新たな認定証が送られてはこないよな?と思って書類を開けると、何と介護保険区分変更通知書と共に要介護3の保険者証が入っていたんです。びっくりでした。コンピューターでは弾かれたのですが、その後の判定会議で認定されるとは。認定調査では要介護3としての点数が足りなかったのですが、その後の会議で私の置かれた状況などを考慮してくれて認定されたのでしょうか?ケアマネさんもかなり調査員の方にお願いをしてくれた、と言っていたのでその結果なのでしょう。本当に有難いことでした。これで今月から2回ないし3回程度はショートステイを利用できる様になりました。
最後にどんでん返しがあって自然と顔がほころんじゃいました。久し振りにとてもとても嬉しい出来事です。認定会議に出席された方々、ケアマネさんにも感謝です。