昨日ネットニュースでDeNA元監督のアレックス・ラミレス氏(48)が5日放送のNHKEテレ「スイッチインタビュー」(後9・30)に出演した記事を読みました。
記事の最後に書かれていた彼の言葉を読んで、嗚呼これは介護でも同じだな、と共感したことがありましたので紹介したいと思います。
記事の全文です。
ラミレス氏 日本で学んだ3つの精神とは 「外国人にとって、この3つに適応するのは簡単ではない」
DeNA元監督のアレックス・ラミレス氏(48)が5日放送のNHKEテレ「スイッチインタビュー」(後9・30)に出演。野球好きという女優の寺島しのぶ(50)と対談し、日本で学んだ3つの精神を明かした。
ラミレス氏は01年にヤクルトに入団。巨人、DeNAでもプレーして外国出身選手初の通算2000安打を達成し、DeNAでは監督も務めた。今年、競技者表彰のプレーヤー部門で殿堂入りを果たした。
ラミレス氏はヤクルト入団当初、プレーするのは「1年間だけ」と考えており、「お金を十分稼いで米国に帰ろうと思っていました」と当時の本音を明かした。また、メジャーリーグから日本のプロ野球にやって来る選手は「無意識に日本の野球を見下していることがある。メジャーリーグ以上のものはない」と、助っ人選手たちの心情を語った。
自身もそういった思いはあったが「来日して日本の野球はレベルが高い」とすぐに気づいたという。そこから「日本の野球を学ぶんだと考えを変えねば。日本でプレーしているのだから日本の野球を理解しないといけない」と気持ちを切り替えた。
また、日本に適応するために「学んだことが3つある」とした。それは「“ショウガナイ”シチュエーション」「ハイ!ワカリマシタ」「ガンバリマス」の3つだった。
「外国人にとって、この3つに適応するのは簡単ではない」というラミレス氏は「日本で成功したいと思うのであれば、自分が日本にアジャストしないと。日本がアジャストはしてくれない」と振り返った。
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この最後の発言の「日本で成功したいと思うのであれば、自分が日本にアジャストしないと。日本がアジャストはしてくれない」と振り返った、です。
認知症の人の介護でも同じですね。認知症が進行した両親にいくら道理を説明しても受け入れてもらえません。二人に合わせるしかないのだ、と言うことは今までも判ってはいましたが、なかなか実践できないでいたのです。でも症状が進んできた両親を見ていると、もうこれはこちらが折れるしかないのだ、と言うことを痛感しています。
ラミレス氏の言葉の「日本」を「認知症の両親」に置き換えれば正にその通りのことなんです。今までは怒らないようにと努力をしてきましたが、今後は怒らないための努力ではなく自分の適応能力を更に高めていかなければ、と思った記事でした。感謝です。
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