大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆奇妙な恐怖小説群
☆ghanayama童話
☆写真絵画鑑賞
☆日々の出来事
☆不条理日記

大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆分野を選択して、カテゴリーに入って下さい。

A,日々の出来事

☆( 1年間366日分の日々の出来事  )

B,日々の恐怖

☆( 日々の恐怖 )

C,奇妙小説

☆(  しづめばこ P574 )                          

霧の狐道219

2009-04-26 19:02:21 | E,霧の狐道
「 それに女の子からお守りなんて貰って、ええなァ~。」
「 ああ、由紀ちゃんか。」
「 吉沢由紀やろ。」
「 龍平、よく覚えてるなァ~。
 俺、一回、名前言っただけなのに・・・。」
「 当たり前やろ、毎日、勉強してんにゃから。
 それに、幼馴染ってええなァ。
 憧れるなァ~、そんなの。」
「 そうか、憧れるか。
 ムフフフフフ、お金持ちに勝った気分。
 メッチャ、ハッピーじゃん。」
「 何か、妙に喜ばしてしもたな。」
「 むふふふふ、幸せ・・・。」
「 そんなの言っているのは、今のうちだけやな。
 貴志の相手は、あの女の子だろ。
 遊ぶって約束したんやから、ハハ、楽しみ!」
「 ゲッ、ヤバイ!」
「 約束は、守るもんやで。」
「 うううう・・・。
 不幸だ、俺は、不幸だったんだ。
 うううううう・・・。」
「 ついでに、もう一つ不幸な話をしたろか。」
「 何だよ、もう一つって・・・・。」
「 貴志の主治医は狸小路やろ。」
「 ああ、そうだよ。」
「 フフフフフ・・・。」
「 何がおかしいんだよ!」



☆HOMEページに戻る。
  HOMEページ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

☆童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。

-------大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ-------