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日々の恐怖 6月10日 影

2015-06-10 18:53:49 | B,日々の恐怖


   日々の恐怖 6月10日 影


 俺、最近、沖縄に出張したんだけど、妙な体験したから話します。

 沖縄本島南部に支社作るからって、短期間アパート住まいだった。
夜中にタバコ吸おうと、外に出た。
歩いて5分くらいの場所に街灯一つ、販売機が3つ並んでる所がある。
周りは畑って状態。
 コーヒーを買い、自販機の前に座りタバコに火を付ける。
何時ものパターン。
ボーっとしながら月や、街灯、自販機の反射で座ってる自分影を見てた。
座ってるから、ごみ袋にボールのせたような影一つ。
 5分くらいして、またタバコに火を着けた。
これ吸ったら帰って寝ようと思い、何気なく自分の影を見たら横にもう一つ影がある。
同じように座ってる影。

“ あれ・・・?なにこれ??”

って、感じで固まってしまった。
 10秒くらいして、2つの影にもう1つ加わった。
今度の影は立ってる状態。
挟まれた感じに。
 両方からスゲー視線を感じる。
それも、すぐ側から。
 固まった状態のままでも目を動かした範囲に誰もいない。
この雰囲気に耐えれなくなりダッシュで家に逃亡した。


 後に、地元の従業員にこの話したら、

「 あー○○さん、□□地区っすよねー。
あっちは戦争の時の防空壕とか見付かってないのが沢山あるんすよ。
見つけて欲しくて出てきたんじゃないすかー?」

「 ○○さんの行く販売機の裏の畑に小さな慰霊碑気付かなかったです?
ありますよ~。
20年くらい前、ここ山と畑だったんですが、人骨が数十体出てきたりした場所ですし・・。」

「 今年も戦中の遺骨収集ありますよ、参加します?」

こんなのばかり言われた。
慣れてる沖縄人が怖い。









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