大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の出来事 6月16日 8時だョ!全員集合

2018-06-16 09:48:14 | A,日々の出来事_








  日々の出来事 6月16日 8時だョ!全員集合








 今日は、ザ・ドリフターズの“8時だョ!全員集合”(1984年6月16日)の生放送で停電があった日です。
 この番組は、最盛期には視聴率40~50%を稼ぎ、土曜8時戦争と呼ばれた視聴率競争の王者でした。
この時の会場は、埼玉県入間市の入間市市民会館で、生放送開始直前に突然停電し、やむなく懐中電灯を使ってゲストを紹介し、スポットライトでステージを照らしながら、いかりや長介が、“8時9分半だョ!”と掛け声を掛けて番組はスタートしました。
 満員で入場を断られたファンが、怒って会場の電源を切ったのが原因ではないかと言われていますが不明です。


   停電だョ!全員集合

「 オィッス~、行ってみよ~!」
「 なんだバカヤロ~!」
「 ちょっとだけよ~、あんたも好きねぇ~。」
「 おこっちゃヤ~ヨ!」
「 イックション!」
「 加トちゃんペッ!」
「 カラスの勝手でしょ~。」
「 志村~!後ろ~!後ろ~!」
( 志村が一人になったときに後ろからお化けが出てきて、志村が気付いていない時に観客が叫びます。)
「 ガッコン!」
(  金ダライが降って来て頭に当たります。)

でも、真っ暗な中では、体操をしている仲本工事とウロウロしているだけの高木ブーは、いるのかいないのか分からないのです。

 全盛期のドリフターズは凄かったです。
年の差婚の話題の後、家族で乾杯でヨレヨレだった加藤茶も、まだまだ現役で頑張って欲しいものです。












     8時だョ!全員集合






















☆今日の壺々話














 夜中に感じる恐怖






同じ画像なりマークなりを、
毎日見せることによって、
それがあっても、
それが目に付いてもおかしくない、
不自然ではない状態にすることは、
洗脳の第一歩だよ。

仮に君の部屋の壁紙に、
普通では視認できないメッセージが刷り込まれていたらどうする?
連日連夜、気づかれないように少しずつ少しずつメッセージを刷り込んでいくんだ。

時々、突然気分が悪くなったり、めまいがしたことはないか?
金縛りにあったことは?
お昼ごはんを食べたのを忘れたことは?
大きな都市が丸ごと停電する夢を見た経験は?
球形プラズマ、蜃気楼、観測気球、写真に撮るとしたらどれ?

マンテル
チャイルズ・ウィッティド
その次は?

『アルミホイルで包まれた心臓は六角電波の影響を受けない』というフレーズ知ってる?
螺旋アダムスキー脊髄受信体って言葉に聞き覚えはある?


さっきからずっと
あなたの後ろにいるのは誰?























   ローマの暗闇






 ある夜、泥棒がある家に盗みに入りました。
窓から忍び入ってみると、暗闇の中から声がしました。

「 イエスガ見テイルゾ!」

泥棒はびっくりして立ち止まりましたが、何も起こる様子はありません。
するとまた声がしました。

「 イエスガ見テイルゾ!」

泥棒はこわごわ明かりをつけてみました。
すると、声の主は鳥かごの中のオウムだったのです。

「 何だ、オウムか。
びっくりさせやがって・・・。」
「 イエスガ見テイルゾ!」
「 おまえなんか、怖くねぇ~よ。」
「 イエスガ見テイルゾ!」
「 ハハハ、オウムも神様も怖くねぇ~よ。
おまえ、イエスって名前か?」
「 チガウ、ペテロ。」
「 あれっ、ペテロ?
オウムっぽくないなぁ。」
「 ハハハ。
デモ、“イエス”ッテ言ウ名ノ“ドーベルマン”ノ方ガヨッポド変ダロ。」
























夜の山





 友人と、素人に毛が生えた程度の登山にはまりつつあった。
ある時、春で登りやすい季節に初めて登山キャンプに挑む事になった(男二人ね)。
その為、軽量テントやランタン、食料品なども買いそろえた。
でいざ出発。
 目指す山は、100名山の某高山。
昼過ぎから登り始め、空がオレンジになりかけた8合目でテントを張った。
夕焼けは泣ける程最高だった。
で辺りは次第に闇に。
 その頃、二人は気付いた。

怖ええ。

 夜の山を甘く見てた。
というか、全く考えてなかった。
 得体の知れない恐怖があった。
それが何なのか、熊や狼か、霊か変質者か、いやいや2000メートル地点に変質者なんかいるわけない。
天候の急変も怖いし、風でテントが揺れる度にゾワッとして生きた心地がしない。
 思えば風さらしの場所に張ってしまったが、完全に真っ暗の今更張り直しなど出来ない。
ランタンは一つしかない。
これが原因不明の故障でもしようものなら・・。
 まぁ結局は無事に朝を迎えて、頂上まで登り、いい思い出になったのだが、とにかく夜の山の怖さを知った経験でした。


 あの、自分の手のひらも見えない暗闇ね。
あれは恐怖だね。
あの暗闇の中寝てると、昔の人が「妖怪」を思い描いたのが理解できたよ。
 流れる水の音聞いてると「小豆洗い」のような音に聞こえるし、風が吹くとざわざわして「天狗」がいると言われても不思議はないような気がするし。
そして何より「見える光は星だけ」の状態では星見るしかなくて、そこで物語を星座に当てはめたり、地球が中心で星が動いてるっていう天動説も信じて当たり前だって思った。
昔の人の感覚に近付いたような気がするよ。


























お話“神隠し”







 もう十数年前、大学生だった私は、部活の夏合宿(と言う名目の旅行)に出かけ、その帰り、大学の合宿施設の近くに実家のある先輩に誘われて、地元の花火大会を見学していた。
花火大会の後、会場近くの河原で買い込んだ花火を楽しみ、そのまま先輩の車に同乗させてもらい、東京に帰ることになった。

 河原で花火を楽しみ、しばらく休んだ後の出発だったので、時間は12時を過ぎて、1時になろうとしていた。
 今から考えれば危険極まりないが、若さゆえか誰もそんなことを気にしていなかった。

「 先輩、運転疲れたら言ってください、俺ら変わりますから。」
「 おお、そんときゃたのむわ。
ま、高速乗るまでは、道知ってんの俺だけだし。
高速まではゆっくり行って60分くらいだし、高速乗った最初のSAで、運転変わってもらうかも。
でもぶつけるなよ、俺の愛車。」
「 大丈夫ですよ。」

 皆で(と言っても、先輩、私含め4名でしたが)先輩の車に乗り込み、出発します。
運転席に先輩、助手席にA、私ともう一人のBは後ろ座席です。
 走り始めて10分~15分ぐらいで、車は山道に差し掛かり始めました。
この道を越えるとインターがあるとのこと。

「 知ってるか?
この辺りにはさ、神隠しの伝承があるんだ。」

と先輩が話し始めます。

「 ああ、俺の田舎でも、そういう伝承のある山がありました。」とB。
「 ああ、でもさ、ここは、明治になった後、いや、戦後でも神隠しが発生したらしいんだ。」
「 まじっすか?」
「 ああ、明治の頃、日本人は迷信にとらわれすぎている、って考えていた若い帝大の教授が、迷信であることを証明するとして、ここで、それを実行して、で、神隠しにあったんだと。」
「 へえ?
で、神隠し、って事は、当然そのまま行方不明なんですよね?」
「 ああ、でな、その後、この辺の人達はそれを恐れて、この山に近づかなくなったんだ。
でも戦後になって、その記憶が薄れたのと、戦後の雰囲気っていうのかな?
30年ごろ、東京の大学院生達がここにきて、神隠し事件を調べようとしてさ、やはり行方不明になったんだ。」
「 でも、戦後じゃ、警察とか動きますよね。
いや、明治でも動いと思いますけど。」と私。
「 ああ、警察、消防団とか総動員で山狩りをしたんだけど、結局何の手がかりもなかったんだって。
まあ、戦後になったとはいえ、田舎だから、年寄りとかはまだまだ迷信深くて、最初は山に入りたがらなかったって話だけど。」
「 へえ、新聞に載ったんですかね?」
「 地元の新聞には載ったらしい。」
「 何かの事件に巻き込まれたんですかね?」
「 まあ、そんな所かもしれないが、地元の年寄りたちは、やっぱり神隠しの伝承は本当だった、物見遊山気分だから、神隠しにあったんだ、って噂し合ったんだ。」
「 なんか横溝正史の小説か、浅見光彦みたいですね。」
「 神隠し伝説殺人事件とか。」

軽く笑う4人。

「 そういえば、俺の田舎でも・・・。」

Bが話を引き継いで、地元の怪談を話し始めました。
 Bが話を終えた後、Aが、自分が高校時代に聞いた学校の怪談を始めました。
こうなると私も話さないわけにはいきません。
私も中学の頃聞いた怪談話を話します。
 で、私が話し終わると、促されたわけでもないのに、再びBが怪談を始めました。
まあ、眠気覚ましには話をするのが一番と言われているし、危険な夜間のドライブ、みんなで、こうやって話し(しかも怪談)ていれば、眠気も飛ぶかもしれない。
私もそう思い、Bの後、再び怪談を始めたAの話が終わった後、怪談を始めました。
 B→A→私、の順番で、話を続けます。
途中で先輩も話に巻き込もうとしましたが、運転に集中したい、また、怪談聞いていれば眠くならないからか、聞き手に回っています。
 結局、私、A、Bで会談を続けることになりました。

 どのぐらい時間がったったのかは、時計を見ていなかったので覚えていませんが、途中で少々妙なことに気が付きました。
もう10回以上私は怪談をしているのです。
 B→A→私、という順番は堅持されていたので、皆で30以上の怪談を話していることになります。
一つの話に3分としても90分はかかっている計算になります。
もう高速に乗っていてもいい筈ですが、まだ山道から出た気配すらありません。

“ こういう状況だから、時間が長く感じるのかな?”

疑問に思ってもいましたが、同時にそうとも思いました。

「 おい、○○、お前の番だぞ。」
「 ああ、じゃあ・・・・。」

Aに促され、再び私も怪談を始めます。
で、頭に沸いた疑問もそこで打ち切りになり、再び怪談話の輪に戻ります。

「 ・・・・・・という話だ。」

Aが、何度目になるかは分からない怪談を終えます。
 “次は俺の番か”どの話をしようか考え始めた時、ふと、先ほどの疑問が頭をよぎります。
あの後、10回、いや20回は、怪談を話しています。合わせれば30回以上は怪談をしていたような気がします。
 いや、実際はそんなにしていないかもしれませんが、かなりの回数の怪談を話したのは事実です。
時間で言えば、1時間、いや、2時間はとっくに経過していていいはずです。なのに未だに山道から出ていないのです。
 “道に迷ったのかな?”そうも思いましたが、それにしても時間がかかりすぎです。
ここが何処かはわかりません。
カーナビもない時代(一応あるにはあったが、学生の車に搭載できるような代物ではなかった)。
周りは真っ暗。
いや、真っ暗すぎます。
まさに墨を流したような暗闇です。
一気に不安が広がります。

「 今のAの話で99話目だ。」
「 え?」

今まで黙っていた先輩が突然口を開いたので、驚いて聞き返す私。

「 だから、今のAの話で、怪談99話目だったんだよ。」
「 へえ、そんなに話したんですか俺ら。」と気軽に受けるB。
「 案外、怪談知っているもんなんですね。」

Aも普通に受け答えしている中、私だけが、混乱し始めていました。
 99話、一話3分程として、300分近い時間、つまり5時間は経過しているはずです。
出発したとき1時なのですから、今の時間は、6時近く。
もう、夜が明けていいはずです。
いや、それほどの時間がたっていなかったとしても、高速のインターにはとっくに着いているはずです。
 なのに相変わらず山道らしいところ、というか、何処かすらわからない、真っ暗闇の中を車は走り続けているのです。
恐怖の感覚が私を襲いました。

「 百物語って知っているか?」

恐怖にパニック寸前の私をしり目に、先輩は話を続けています。

「 ああ、ろうそく百本立てて、一話ごとにろうそく消していくって奴でしたよね。」とB。
「 俺たちそれできましたね。
ま、車内で100本蝋燭立てられないけど。」とA。
「 ああ、で、100本目が消えると、妖怪、幽霊が現れる。」と先輩。
「 俺たちも蝋燭消していたら、現れますかね?」とB。

先輩の話に、平然と相手をしているA、Bに対して、すでにパニックになりかかっている私。

“ ちょっとまって、ちょっとまって、ちょっとまって・・・・。”

叫びだしたかったが、恐怖のためか緊張のためか声が出ません。

「 ああ、出るかもな。
でもさ、実は百物語っていうのは、最初は、真っ暗な中、屋外で、怪談百話を話すものだったんだ。」
「 へえ、初めて知った。」とB。
「 ああ、この辺りでは、少なくともそうだったらしい。
で、100話を話し終わると、妖怪が出るんじゃなくて、そういう物がいる異界への扉が開いてそこに引き込まれる、ってものだったんだ。」

先輩が妙に抑揚の、いや、感情のない声で話します。

「 へえ、異界への扉って、漫画みたいですね。」とB
「 ああ、で、明治の帝大教授や、昭和の院生も、この地に伝わるその伝説を聞いて・・・。」
「 ちょっと待ってよ、みんな!!」

やっと声を放つ私。

「 なんだよ、○○ビビったのか?」とA。
「 そうじゃないよ、先輩、ここどこですか?
周り真っ暗、街頭ひとつない、何時になったら高速に出るんですか?」

恐怖でほとんど涙声になっていました。

 叫んでいるうちに気が付きましたが、この車、一度も止まっていません。
いや、よくよく考えてみると曲がった気配すらないのです。
 周りは真っ暗、いや、ヘッドライトすら点いていないのです。
前方も真っ暗な闇。

『 なぜ今頃気が付いているんだ!!』

自分に毒づきましたが、このまま先輩の話し続けさせたら、危ない、いや、そんな生易しいものですらなくなる。
 なんと言うのか、そんな言いようのない本能的な恐怖に駆られ、私はパニックと恐怖で涙声になりながらもつづけました。

「 よく考えろよ。
なんでこんな周り真っ暗なんだよ!!
99話怪談話したんろ?
いったい何時間たっているんだよ?
なのに、なぜ、何処にもつかないんだよ!!」
「 もうすぐ着く。
いいから黙ってろ。」

抑揚と感情のない、なんというのか先輩の声ですが、先輩でない誰かが話している、そんな感じの声でした。

「 その前に車止めてください!!とにかく!!」

ここで黙ったらおしまいだ。
 とにかく、先輩にこれ以上話をさせてはいけない。
そんな感じで、絶叫に近い声で先輩に言いました。

「 せ、先輩、とにかく車止めましょうよ。」とB。

やっと現状に気が付いたのか、Bも少々あわてた声で先輩に言います。

「 話しが終わったら着くから、黙って聞けって。」

相変わらず抑揚のない声で話す先輩。

「 B、ブレーキ踏め、ブレーキ。」

完全にパニック状態の私。

「 先輩、話の前に止めて、ドア開けてください。
そうしたら、聞いてもいいですから、先輩の話。」

Aもすでにパニック状態なのか、大声で叫んでいます。

「 この山で、100物語を・・・・。」

完全にパニック状態の我々三人をしり目に、先輩が、抑揚と感情のない声で続けます。

「 先輩、すみません!!」

そういって、Bが先輩の横っ面を殴りました。
 キキキー。
急ブレーキの甲高い悲鳴とともに車が止まりました。
シートベルトは着けていましたが、前席に頭をぶつけました。

「 ああ、すまんみんな、大丈夫か?」と、先輩。

周りを見ると、遠くですが、民家の明かりが見え、道の先にある街頭も見えます。
何よりも、ヘッドライトの明かりが見えます。

“ も、戻れた・・・。”

なぜそう思ったかは知りませんが、安堵感と恐怖から解放された感覚で、全身の力が抜けていくのを感じました。
 先輩は車から降りて、車の前の方を確認していました。

「 すまん、目の前を横切った、白い影が見えたもんで、って、どうしたんだ、お前ら?」

車内3人の尋常ならざる雰囲気に、先輩が、質問します。
 少なくとも、先ほどの先輩ではなく、何時もの先輩であることに間違えはないようです。
我々3人も外の空気を吸うため車外に出て、落ち着いた後、今までの経緯を先輩に話します。

「 お前ら、俺担いでいるのか?」

 先輩の話だと、山道に入って、“この辺りに神隠しの伝説がある”って話した時、黒い靄のようなものがかかった感覚があったので、“眠気に襲われたか?”と思ったら、なんか、白い影が見えたので、急ブレーキを踏んだとのこと。
そう、その後の話は、先輩の記憶にはないのです。

先輩の話だと、確かにこの辺で、明治時代と昭和30年代に、神隠し事件があった。
この辺りの伝承だと、夜中に屋外で夜が更けてから夜明けまでの間、百話怪談をすると異界に行ける、という伝承がある。
地元の郷土史研究家とかは、戦国や江戸時代、まだまだ過酷で飢饉とかに結構頻繁に見舞われていた時代、そういう“苦しい浮世を捨て別世界に行きたい”的な信仰があったから、そんな伝承が生まれたのではないか?と、言っているのだとか。

 で、明治時代の教授(と、その助手たちもいたのだとか)、30年代の大学院生は、それを実行したといわれている。

「 確かに俺も、その話聞いたときは、やってみたいな、って思った事はあったけど・・・。」

先輩もさすがに青い顔をしていました。
 時間を見ると1時30分過ぎ、山道の入り口はすぐではありませんが下に見えました。
そして、車の横には小さな石造りの祠が見えました。
皆黙って、その祠にお祈りをした後車に乗りました。
 不可思議な体験の後でしたが、なんと言うのか、もう大丈夫という妙な安堵感があり、恐怖はあまり感じませんでした。

「 わり・・、左の頬が少し痛むんで、高速の入り口で運転変わってくれ。」
「 あ、ああ、いいですよ、俺が運転しますんで。」とB。

その後は何事もなく無事東京につきました。
 しかし、その後、いくら思い出そうとしても30話近い怪談話は思い出せません。
最初に話した数話は確かに覚えているのですが、その後どんな話をしたのかが、まったく思い出せないのです。
が、その不可思議な体験、何よりも、あの真っ暗な光景は、今でもありありと覚えています。


 最近部のOB会で久しぶりに、先輩、A、Bと会いました。
話題になったのは、やはりあの時の不可思議な経験です。

「 まあ、ハイウェイヒュプノシスとか、集団催眠みたいな状態だったのかも?」

不可思議な体験を、無理やり説明づけようとする我々。
そんな私たち三人に対し、少々ためらったってから先輩が、

「 実はな、あの道で、最近、失踪事件が起こったんだ。」

何でも、地元の若者たちの乗った車があの道に入ったのを目撃されたのを最後に、その後行方不明になっている人たちがいるのだと。


















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