俺はジタバタしながら、ナースステーションの前にある赤電話に行った。
そして、チャリンチャリンとお金を入れ、自宅に電話を掛ける。
“ トウルルルル、トウルルルル、トウルルルル・・・・。”
呼び出し音は鳴っているが、なかなか人が出ない。
「 遅いぞ、早く電話を取れっ!」
“ ガチャ。”
ようやく、受話器を取る音がした。
「 もしも~し、貴志で~す!」
「 あ、貴志、何よ?」
出てきたのは、ちょうど妹の沙織だった。
「 いつも言ってるだろ!」
「 何よ、貴志?」
「 だから、いつも言ってるだろォ~!
貴志じゃない、お兄ちゃんと言え。
俺は、兄貴だ、同級生じゃない。」
「 アハハ、貴志、それで何?」
あまりブツブツ言うと、頼みごとをする手前マズイかなとも思えたので、用件に入ることにした。
☆童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ
そして、チャリンチャリンとお金を入れ、自宅に電話を掛ける。
“ トウルルルル、トウルルルル、トウルルルル・・・・。”
呼び出し音は鳴っているが、なかなか人が出ない。
「 遅いぞ、早く電話を取れっ!」
“ ガチャ。”
ようやく、受話器を取る音がした。
「 もしも~し、貴志で~す!」
「 あ、貴志、何よ?」
出てきたのは、ちょうど妹の沙織だった。
「 いつも言ってるだろ!」
「 何よ、貴志?」
「 だから、いつも言ってるだろォ~!
貴志じゃない、お兄ちゃんと言え。
俺は、兄貴だ、同級生じゃない。」
「 アハハ、貴志、それで何?」
あまりブツブツ言うと、頼みごとをする手前マズイかなとも思えたので、用件に入ることにした。
☆童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ