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日々の出来事 6月25日 リトルビッグホーンの戦い

2018-06-25 10:15:21 | A,日々の出来事_








  日々の出来事 6月25日 リトルビッグホーンの戦い








 今日は、リトルビッグホーンの戦いがあった日です。(1876年6月25日)
アメリカのインディアン戦争において、第7騎兵隊の指揮官ジョージ・アームストロング・カスター将軍は、リトルビッグホーン川をさかのぼって、1876年6月25日早朝、インディアンの野営地を発見しましたが、敵の数を見誤って突撃したためスー族のクレージー・ホース等の反撃に遭い部隊は全滅しました。
もともと、この将軍は勇猛果敢でしたが、軍規を平気で破るなど向こう見ずな性格が災いし全員玉砕の憂き目を見たと言うことです。
 本来、北米大陸は先住民族であるインディアンの土地ですが、西部開拓の名のもとに白人に土地を奪われ、インディアンは虐殺され続けました。
それは、インディアンがアメリカ政府との間で一方的な条約に署名させられ、白人自らがその条約を破るということの繰り返しからも分かります。
こうした状況の中で、決して条約に署名しなかったスー族のクレージー・ホースやアパッチ族のジェロニモらの抵抗は戦果をあげたものの、結局は殺されるか降伏することになります。
 また、アメリカ政府は法律を作り、狭い居留地にインディアンを押し込めておいて、その土地に金鉱が見つかるや、インディアン強制移住法によって無理やり他に移動させるなど理不尽な暴挙を続けます。
 一例を挙げれば、1838年10月から1839年3月にかけて、アメリカ南東部のオザーク高原に住んでいたチェロキー族をオクラホマ州に追いやりました。
この強制移動で、チェロキー族12000人は厳しい冬の時期を陸路で1000kmも進んだため、8000人以上が死んでしまいました。
今も、インディアンの間では、この強制移動の悲惨さを“涙の旅路(Trail Of Tears)”と呼んでいます。
 平和に暮らしていたインディアンに、過去の搾取への補償と土地返還が必要であると考えられます。

「 インディアン、嘘言わない。
 白人、皆、嘘つき!」























☆今日の壺々話











  10人のインディアン
    (マザー・グース)


Ten little Indians went out to diner;
One choked his lttle self,and then there were nine.

10人のインディアンの少年が食事に出かけた。
ひとりが咽喉を詰まらせて、9人になった。


Nine little Indians sat up very late;
One overslept himself,and then there were eight.

9人のインディアンの少年がおそくまで起きていた。
ひとりが寝過ごして、8人になった。


Eight little Indians travelling in Devon;
One said he'd stay there,and then there were seven.

8人のインディアンの少年がデヴァンを旅していた。
ひとりがそこに残って、7人になった。


Seven little Indians chopping up sticks;
One chopped himself in half,and then there were six.

7人のインディアンの少年が薪を割っていた。
ひとりが自分を真っ二つに割って、6人になった。


Six little Indians playing wite a hive;
A bumble-bee stung ons,and then there were five.

6人のインディアンの少年が蜂蜜をいたずらしていた。
蜂がひとりを刺して、5人になった。


Five little Indians going infor law;
One got in chancery,and then there were four.

5人のインディアンの少年が法律に夢中になった。
ひとりを大法院に入って、4人になった。


Four little Indians going out to sea;
A red herring swallowed one.and then there were three.

4人のインディアンの少年が海へ出かけた。
ひとりが燻煙のにしんにのまれ、3人になった。


Three little Indians walking in the zoo;
A big bear hugged one,and then there were two.

3人のインディアンの少年が動物園を歩いていた。
大熊がひとりを抱きしめ、2人になった。


Two little Indians sitting in the sum;
One got frizzled up,and then there was one.

2人のインディアンの少年が日向に坐った。
ひとりが陽に焼かれて1人になった。


One got frizzled up,and then there was one.
He went out and hanged himself,

1人のインディアンの少年が後に残された。
彼が首を吊り、

and then there were none.

そして誰もいなくなった。




















死亡フラグ一覧表






① この戦争が終わったら、俺、結婚するんすよ。
② いいか、俺が帰ってくるまでここを動くんじゃないぞ。
③ セックスする前のシャワー。
④ いわく付きの場所で若者がいい雰囲気。
⑤「必ず戻ってくるから。」 「必ず迎えに来るから。」
⑥「この中に犯罪者がいるかもしれないのに一緒に寝れるか!俺は自分の部屋に戻るぞ!」
⑦「明日は娘の誕生日なんだ。」
⑧ この最後の仕事を終えたら足を洗うと決意してる状態。
⑨「この仕事が終わったら2人で暮らそう。」
⑩「××様が出るまでもありませんよ。ここは俺に...。」
⑪ 今まで目立たなかった脇役が急に目立つ。
⑫「今度の仕事でまとまったカネが入るんだ。」
⑬「おのれ~!ええぃ、出会え!出会えーぃっ!! 」





















疑問







 インディアンのある部族の中の、最強の勇者である男が、ある日、日頃から悩み続けてきたある疑問を解消しようと、父親のところへ行き、「部族のみんなの名前は、どのようにして決められたのか?」と尋ねた。
しかし父親は、「産まれた子の名前を決めるのは、酋長の役目なんだ。」としか答えてくれなかった。
 そこで、今度は酋長のテントに行った。
中に入ることを許され、勇者は酋長を前に同じ質問をした。
酋長は答えてくれた。

「 赤ん坊が産まれそうになると、わしは自分のテントに入る。
そして、赤ん坊が産まれると、テントから出る。
その時、最初に見えたものをその子の名前に決めるんじゃ。
『サンライズ』とか、『イエロー ムーン』とかな。
でも一体どうしてそんなことを聞くんだ、ツー ドッグ ファック?」



















   インディアンの秘法








 西部を旅していたジョージは、辺鄙な山奥で不思議な雰囲気を持ったインディアンの老人に出会いました。
一頻り話をした後、インディアンの老人はジョージの顔を見ながら言いました。

「 どっちに行くんだね?」
「 西だけど、何か・・・?」
「 おまえさん、雨に気を付けろよ。」

ジョージが西の空を見ると、晴れています。

「 アハハ、晴れてるぜ、爺さん。
予言は、当たりそうなことを言った方がいいぜ!」

ジョージはそう言い残すと、直ぐに出発しました。
 ところが、しばらくすると、空が曇り始め、やがて大雨が降って来ました。
大雨で進めなくなったジョージは引き返し、インディアンの老人のところに戻って来ました。

「 爺さんのまぐれが当たったぜ。
雨で進めないから、もう、東に帰るわ。」

その言葉を聞いたインディアンの老人は、ジョージの顔を見ながら言いました。

「 そりゃ、止めておいた方がいい。」
「 どうして?」
「 今から東に行くと、砂嵐に遭うじゃろうて。」
「 また、予言かい。
そうそう、何回も当たらないぜ。」

一刻も早く家に帰りたくなったジョージは、インディアンの老人の忠告を無視して、東に出発しました。
しばらく進むと、急に風が強くなって来て、ジョージは砂嵐に遭ってしまったのです。

“ う~ん、あのインディアンの予言は、また当たったぞ・・・。
そうか!
何かインディアンの秘法を持っているに違いない!”

ジョージはインディアンの老人のところに引き返して聞きました。

「 爺さん、すげ~なぁ~。
2回も予言が当たったぞ。
何かインディアンの秘法があるんだろ!?
明日はどうなるか、俺に教えてくれよ!!」
「 明日か・・・・・。
明日はダメじゃ。
さっき、ラジオの電池が切れた。」






















       インディアンの教え






 インディアンの教えには、数多くの考えさせるものがあります。
平和に暮らしていたインディアンたちに、当時のアメリカが進めた“インディアンは獰猛で極悪である”と言うネガティーブキャンペーンが、いかに政治的に意図的に作られたものであるかがよく分かります。
日本でも、新聞やテレビ等のマスコミが多くの情報を発信していますが、自分に都合の良いように世論を誘導するのは、これとよく似たものです。









インディアンの教え



批判ばかり受けて育った子は、非難ばかりします
敵意に満ちた中で育った子は、誰とでも戦います
ひやかしを受けて育った子は、はにかみやになります
ねたみを受けて育った子は、いつも悪いことをしているような気を持ちます

心が寛大な中で育った子は、がまん強くなります
励ましを受けて育った子は、自信を持ちます
ほめられる中で育った子は、いつも感謝することを知ります
公明正大な中で育った子は、正義感を持ちます
思いやりのある中で育った子は、信頼を持ちます
人にほめられる中で育った子は、自分を大切にします
仲間の愛の中で育った子は、世界に愛を見つけます








ブラックウルフ・ジョーンズの言葉


そこにたどりつこうとあせってはいけない。
「そこ」など、どこにもないのだから。
本当にあるのは「ここ」だけ。
今という時にとどまれ。
体験をいつくしめ。
一瞬一瞬の不思議に集中せよ。
それは美しい風景の中を旅するようなもの。
日没ばかり求めていては
夜明けを見逃す。





クリーインディアンの詩



すべての暖かい夜
月光の下で眠れ
その光を、一生をかけておまえの中に取り込むのだ
おまえはやがて輝き始め
いつの日か
月は思うだろう
おまえこそが月なのだと








シャイアンの祈り


独りぼっち だったり
困りはてて いたり
誰かの 助けが 必要なときは
まぶたを 閉じて
わたしを 思い
わたしの 名前を よびなさい
そうすれば わたしは くる。
見上げる 夏の日の 大空に
わたしの 姿を さがしもとめ
道に響く わたしの 足音に
あなたの 耳を こらしなさい。
石を 持ちあげて みれば
そこに わたしは いる。
HO!







ロングヘヤー・カチナの歌(ホピ族)



トウモロコシ畑の片隅で、
鳥たちが歌声をあげ、
ひとつになった幸せを歌いあげるだろう。
彼らは、宇宙の力と、
あらゆるものの創造者との調和に合わせて
歌声をあげるだろう。
鳥が歌い、そして人々も歌い、
やがて命の歌がひとつになる。










ラムビー族の格言


知識でなく、知恵を求めよ。
知識は過去の産物だが、
知恵は未来をもたらす。






ダコタ族の格言




歩いた足跡で
ひとは
永遠に知られる。









ホピ族の格言


泣くことを恐れるな。
涙はこころの痛みを
流し去ってくれるのだから。









ホピ族の格言


死により
私は
生まれる。










今日は死ぬのにもってこいの日だ


今日は死ぬのにもってこいの日だ。
生きているものすべてが、私と呼吸を合わせている。
すべての声が、わたしの中で合唱している。
すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た。  
あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去っていった。
今日は死ぬのにもってこいの日だ。
わたしの土地は、わたしを静かに取り巻いている。
わたしの畑は、もう耕されることはない。
わたしの家は、笑い声に満ちている。
子どもたちは、うちに帰ってきた。
そう、今日は死ぬのにもってこいの日だ。


(タオス・プエブロの古老の言葉)







インディアンの教え




あなたが生まれたとき、周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。
だからあなたが死ぬときは、あなたが笑って、周りの人が泣くような人生をおくりなさい。





    インディアン



インディアンよ、西洋の移民に負けるな!

本当のアメリカ人であるインディアンよ、永遠なれ!
愛と平和のインディアンよ、永遠なれ!

















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