日々の出来事 2月2日 交番設置記念日
今日は、交番設置記念日です。
これは、1881年に1つの警察署の管内に7つの交番を設置することが定められたことによります。
1874年に始めて東京警視庁が町に交番を置きましたが、最初は警察官が警察署から特定の場所に行って交代で立ち番をする形式でした。( 交番の意味です。 )
その後、その特定の場所に建物を建てて交番する場所となります。
1888年に”交番”は、”派出所”・”駐在所”と言う名前で全国統一されます。
派出所と駐在所の分類は、派出所はもとの交番と同義語で派遣された警官が交代で立ち番をする場所で、駐在所は警官1人が常駐し、生活もしている場所を指しています。
でも、交番と言う言葉は派出所・駐在所の俗称として世の中に生き続け、その言葉の親しみ易さから1994年の警察法改正のときに復活、”交番”の方が正式名称となりました。
ですから、警察法に従って”こちら葛飾区亀有公園前派出所”は、正確には”こちら葛飾区亀有公園前交番”と言い直さなければ、警察に法律違反で捕まってしまうのです。( ハハハ! )
交番は非常に優れた地域住民の安全を守る日本独特のシステムで、諸外国でこの交番制度を参考にして警察組織に取り入れているところもあります。
交 番
☆今日の壺々話
スピード違反
若い巡査がスピード違反の車を停めた。
「 免許証出して。」
「 持ってません。
半年前に免停になったままなので。 」
「 何だって! これ、あんたの車だろうね? 」
「 いいえ盗みました。
あ、さっきボックスに拳銃をしまった時、車検証見たような。 」
「 あんた拳銃を持っているのか?! 」
「 はい、車の持ち主の女を殺すのに使いました。
死体はトランクに入れましたよ。 」
巡査は驚いて上司を呼んだ。
上司は巡査に応援を呼びに行かせ、男に質問した。
「 では再度言います、免許証見せて。 」
「 はいどうぞ。 」
「 これは誰の車です? 」
「 私のです、ほら車検証も。 」
「 ボックスには拳銃が? 」
「 とんでもない、どうぞ見てください。 」
「 トランクには死体が? 」
「 そんな・・、こっちもどうぞ見てください。 」
やはり中には何もなかった。
「 ・・・変だな。
あなたが無免許の上に車の窃盗、ボックスに拳銃、トランクには死体を入れていると言っていたんだが? 」
「 とんでもない嘘つきだな!
もしかしてあいつ、僕がスピード違反した、なんて嘘も言ってませんでした? 」
第1回犯人逮捕選手権
アメリカで”第1回犯人逮捕選手権”が行われました。
多数の警察が参加して予選を闘い、決勝に残ったのは、CIA、FBI、シカゴ警察の3者です。
決勝戦は、森にウサギを放しそれを捕まえた者が優勝です。
まずはCIAが森に入りました。
CIAは、あらかじめ情報提供者を森に送りこんでいました。
そしてありとあらゆる動植物、虫、石ころにいたるまで聞きこみを行い、目撃証言を集めました。
調査は3ヶ月に及んだものの、結局ウサギは存在しなかったという結論に達しました。
次にFBIが森に入りました。
2週間探しましたが見つからなかったので、FBIはいきなり森に火を放ちました。
そして問題のウサギはもちろん、一般の動植物もみんな焼き殺しました。
ウサギを捕まえるためには仕方なかったと言って、詫びませんでした。
最後にシカゴ警察が森に入りました。
1時間後、シカゴ警察はひどく傷だらけのクマを連れて森から出てきました。
クマはおびえた様子で言いました。
「 わかった、わかりました、私がウサギです・・・。」
財布
以前、友人A子と歩いていたときに、A子が財布を拾った。
中身は5千円ほどだったけど、カードなども入っていた。
財布を拾った場所の近くに交番などが無かったので、私はA子に、「近くの店とかに預ければいいじゃん。」と言ったのだが、A子は「交番に届けた方が確実。」と言った。
A子の言い分が正しいと私も分かってはいたので、しぶしぶそれにつきあった。
交番に行きがてら、友人は小さい頃の話をしてきた。
A子の家は、割と貧乏だった。
そして、親戚づきあいもあまりなく、お年玉をもらったことがなかった。
毎年、冬休みがあけて周りの友人が、”いくらお年玉をもらった”という話でもりあがっているのを、彼女は悔しい思いで聞いていたらしい。
しかし、小学校5年になって、A子は初めてお年玉をもらった。
「 A子ちゃんも、もう高学年だもんね。」
母親はそう言って、お年玉をくれた。
中身は千円。
周りの友達に比べて額は少なかったが、実はA子があこがれていたのはお年玉をいれるポチ袋。
年末に文房具屋さんなどに行くとかわいいものがけっこう売ってて、スヌーピーやキティちゃんなどのキャラクターのポチ袋が欲しかったらしい。
で、母親が入れてくれたのは、A子がその当時大好きだったケロケロケロッピのポチ袋だった。
A子はうれしくて、財布代わりの小さい巾着に、千円とポチ袋を入れてランドセルにひっかけた。
お金を使うことなく、ずっとお守り代わりのようにそれを持ち歩いていたそうだ。
でも、ある日その巾着をなくしてしまった。
巾着自体、小学校の友達が北海道土産にくれたもの。
巾着、千円、ポチ袋と、A子の当時の宝物三点セットをいっぺんになくしてしまい、そりゃあもうパニクったそう。
とにかく、自分が歩いた道をくまなく探し歩いた。
しかし、みつからない。
気がつくと、遅い時間になっていた。
そういうとき、タイミング悪く雨とか降ってくる。
巾着は布製で、もし見つかったとしても、三点セットはぐちゃぐちゃになってしまっているだろう。
A子は泣きながら家に帰った。
家に帰る道すがら、交番の前を通った。
傘も差さずに遅い時間、とぼとぼ歩いている小学生に、交番のお巡りさんが気づいて声をかけてきた。
「 どうしたの?」
腰をかがめて聞いてくるお巡りさんに、A子は感極まって号泣した。
お巡りさんは交番に彼女を入れて座らせ、タオルを貸してくれ、お茶をごちそうになった。
泣きやんだA子に、もう一度理由を聞いてくるお巡りさん。
彼女は切れ切れに、宝物である巾着をなくしてしまったことを告げた。
お巡りさんはそれを聞くと、どんな巾着かと聞いてきた。
どうしてそこまで聞いてくるのかと思いつつ、彼女は「キタキツネの巾着」と答えた。
そしたら、お巡りさんは満面の笑みをA子にむけた。
そして彼は、「ジャッジャジャーン」と口でファンファーレを言いながら、机の上の箱からA子の巾着を出してくれたそうだ。
A子が驚いていると、近所のおばあさんが散歩中、道に落ちていた巾着を拾って届けてくれたらしい。
おばあさん曰く、「小さい子供にとっては、これが宝物かもしれないから・・・。」
まさにその通りだった。
A子は目の前にある巾着が信じられなくて、また号泣してしまったらしい。
「 それ以来、落とし物は交番に届けることにしてる。」
A子はそう言った。
次の日、母親と一緒に拾ってくれたおばあさんにお礼を言いに行ったそうだ。
おばあさんはお礼を言いに来たA子をしきりに褒めてくれて、孫にお年玉にあげる際に買って余ったからと、キティちゃんのポチ袋をA子にくれた。
交番に着いて財布をお巡りさんに渡した後に入ったスタバで、A子はその時のケロッピとキティちゃんのポチ袋を、財布から大事そうに出して見せてくれた。
彼女はにこにこしながら、”今の彼氏、そのばあちゃんの孫”と言った。
なんか、繋がってるんだね、人って。
お巡りさん
隣家に泥棒が入った。
隣家には料理が得意で穏やかなおばあちゃんが一人暮らししており、つい最近、ちっちゃい子猫を飼い始めた。
おばあちゃんは、家に泥棒が入ったことにショックを受けており、私が付き添って交番のお巡りさんに来てもらうことにした。
来てくれたお巡りさんは、若い新人さんと、おばあちゃん家から、随分遠いところを管轄してる交番から来てくれたお巡りさんだった。
遠い交番のお巡りさんは、身体の大きいゴッツイ人で、おばあちゃんもすごく緊張してた。
事情聴取が始まり、緊張してうまく話せないおばあちゃんの話をちゃんと聞いてくれた。(結局、盗まれたのはおばあちゃんの勘違いだった)
平謝りするおばあちゃんに「被害が無くて良かったですね」と、笑って帰って行った。
ちょっと経ってからおばあちゃんから、子猫がいない電話があった。
おばあちゃんの家の中を、一緒に探したけどいない。
外も探そうとしたところに、身体の大きいお巡りさんが、子猫を小脇に抱えて訪ねて来た。
なんでも、開いていた新人さんのバッグの中に潜り込んでたとのこと。
お巡りさんは、「署に戻って、バッグの中にあった書類や証拠品を、一緒に確認してたら、猫が出てきてびっくりしましたよ。」と、言ってた。
↓こんな感じだったそうだ。
「 〇〇が2…、△△が1…、××も1…、猫が1………猫!?」
お巡りさんは、「その場にいた全員が驚きましたよ。それと、上司にまた猫を連れてきたのかと、濡れ衣をきせられました。猫、勝手についてくるのに…。」
見た目怖そうなお巡りさんなのに、猫がついてくるって、そんなに頻繁にあるんだ。
おばあちゃん、今度お礼に行きたいと言っていたから、一緒に様子を見に行きたい。
頑張れ日本のお巡りさん
ドライブレコーダーに収められた、警察官による追跡です。
気の向いた人は、どうぞ。(59秒)
http://www.youtube.com/watch?v=lHgX73cO4ok
■ ハハハ、素敵だね。日本には、まだ世界のいい部分が残ってるんだな。 ドイツ
■ これは周囲に迷惑をかけない追跡だよね。
こっちだったらもっと過激なことやるから。
周りの車を壊すでもなく、人の命を奪うでもなく……。
ただ疲れるか、諦めるまでペダルを踏みしめるだけなんだ。 カナダ
■ 君の意見を聞いて、カナダもそうなればいいなって思ったよ。ハハ。 カナダ
■ そんなことより道が超綺麗じゃん。
日本なら食べ物を道に落としても24時間ルールが適用されるな。 イタリア
■ アメリカだったら後ろから狙撃して終わりなのにね。 アメリカ
■ 俺の国でもこんなふうにあってほしいな。
世界が日本みたいになれば、犯罪、争い、ゴミがもっと少なくなる。
日本の刑務所だってかなりキツイ場所なんだ。
アメリカのそれなんて、日本に比べりゃヒルトンホテルみたいなもんだよ。
国籍不明
■ アメリカにも日本のような警官がもっと必要でしょ。
スイカみたいにコロコロしてる人たちばかりなんだもん。 アメリカ
■ こういうことがあるなら、カーボンフレーム製の自転車にしてあげようぜ! デンマーク
■ 何であんなハイスピードな追跡で周りを危険に晒してるのか理解できない。
無線で応援を要請して、空から後を追えば良くない? アメリカ
■ 日本ではヘリによるパトロールはアメリカや欧州みたいには多くないから。
まったく見られないと言ってもいいくらい。
本当に緊急事態に陥った時くらいだよ。 イタリア
■ これだから日本には太った警察官がいないのか。 イギリス
■ 「おーい待てー、財布落としたぞ―!」ってのが真相だったりして。 カナダ
■ ってか日本の街並みってすでにブレードランナーの世界みたいなんだね。 セルビア
■ 俺はNipponがこんなふうに素敵な国ってことを知ってました。 イギリス
■ 自転車だと、サイレンとかそういう音が出るものはないのかな?
頭に点滅するライトとか付ければいいと思うんだよな。 イタリア
■ いいねw
日本に一度も行ったことのない人たちには旅行を心から奨めるね。
独自の文化を持った美しい国だ。トウキョウ以上の場所はこの世にない。 香港
■ 運転手が警察を助けるために脇にずれたシーンが好きだ。
残念ながら旧型の自転車じゃ太刀打ちできそうにないようだけど。 アメリカ
■ 焦らしやがって……。ちゃんと捕まえられたのかどうか観たかった。 アメリカ
■ まったく、日本人ってのは世界一クールなヤツらだよな。 アフガニスタン
■ 日本の場合、もしあのまま逃走犯に追いつけたら、
PITマニューバ(ぶつかるなどして止まらせる)をやんのか? オーストラリア
■ 日本の警察官は見てるだけで気持ちが良くなる。 アメリカ
■ 自転車に小さなサイレンみたいなのを積んどけばいいんじゃないかな。 オランダ
■ なんて職務に忠実な警官なんだろうか。
俺の国にいがちな警察とはまったく反対だよ。 アメリカ
■ こう見ると、やっぱ先進国って感じするよなぁ。
こっちであんな綺麗な道や街並みは見たことがねー。 メキシコ
■ こういう自分の仕事に一生懸命な人は、いつだってヒーローだよね。 アメリカ
■ たぶんこの壮絶な追跡劇が終わった後、二人は抱き合ったね。 サウジアラビア
■ 彼のあの粘り強さ。昇級に値すると思うんだがどうだろう。 ベルギー
■ あんだけハイテクな国なのに、旧式の自転車しか与えられてないのかよ。
ああいう場面に対処できる能力を持ったロボットがあるはずだろ? イギリス
■ しっかし日本ってのはおかしな国やなぁ。 アメリカ
■ ねっ。……銃撃戦もなく、スタンガンを使うでもなく、ましてや警察による暴力があるわけでもない。ホントおかしな国だ! タイ
■ ちきしょう、どうなったのか気になって夜も眠れないじゃねーか……。 カナダ
☆その後、自転車の男は左折後に転倒し、御用になっていたとのことです。
童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ