ホテルで一休みの後旧市街の散歩に出かけた。旧市街へは階段と坂道を上ってゆく。
カステルサルドという名前は直訳すれば「サルディーニャの城」。まさに旧市街の岩山の上に城壁が残る。
中世にジェノヴァのドリア家が造営した城という。
今はその頂上から急斜面にへばりつくように家並みが続き、
集落を結ぶ道はしばしば階段となり、またトンネルとなって迷宮のような街を形成している。
坂道は石畳のゴツゴツした通りだ。
そんな坂道をすごい大型のバイクが通り過ぎた。古い町に最新型のバイクの組み合わせが面白い。
所々にカフェやリストランテがあり、アクセントになっている。
そんな通りの隙間から鐘楼が垣間見えた。
サンタントニオ・ア・パーテ教会だ。まるで岩石のような外観。
中はすっきりとした空間だ。
祭壇は大理石で造られていた。
上部に愛らしい天使たちが十字架を捧げ持っていた。
聖母子像は彩色のテラコッタ製かも。
立派なパイプオルガンも備えられていた。
教会前の広場から海が望める。ここはまさに地中海。
このころからカメラが故障して絞りがちゃんと適正露出にならない。応急措置で撮影しているが、色が飛んで真っ白になったり、逆に真っ黒になったりして四苦八苦だ。