アミアン大聖堂のプロジェクションマッピングは、さらに続いてゆく。
まるで絵本のようなカラフル状態に。
それが、刻々と色を変えて行く。
諸王のギャラリーにもそれぞれの像が現れた。
今度は下部から色彩が立ち上ってくる。
絵具をぶちまけたような鮮やかさでファザード全体が覆われた。
そこからまたまた青を基調としたカラフル壁面に。
と思ったら、今度は赤の大聖堂が出現した。
そして終了のサインが浮き上がった。
ここで、一連のプロジェクションマッピングは一旦終了したが、もう1つのシーンが待っていた。
というのは、今度はそれぞれの像1つ1つに衣装を着せた極彩色の静止画が映し出されたのだ。
3つの扉口のさまざまな像がみなカラフルな衣を纏っている。
こんな具合に。
建築当初はこういった装飾がなされていたのだろうか。
扉口から眺めると、まさにここは天国への入口。
諸王のギャラリーの王たちも派手派手なお洒落をして立ち並んでいる。
バラ窓もキラキラ。
本当に幻想的な光景に遭遇できたことで、感謝の思いに胸が膨らんだ。
この夜は雨が降ったりやんだりの不安定な天候だったが、マッピングの最中だけはピタリと雨が止んでくれた。おかげで素敵なスペクタクルをたっぷり堪能することが出来た。