
青く澄んだアドリア海に面して白い建築群が建ち並ぶ。海辺の町ポリニャーノ・ア・マーレにやってきた。
これまでの南イタリアの町々は、海からは少し離れていたが、この日はたっぷりと海を感じよう。

岸辺はリアス式海岸。垂直に切り立った岸壁が続く。

その岩に沿って人間一人がやっと歩ける細い道があり、そこを歩くと浸食された岩のあちこちに洞窟が。

その1つの洞窟では、レストランが営業していた。

旧市街の外れにラーマ・モナキーレ橋という背の高い橋がある。

この橋から見下ろすと、海水浴場になっている海岸が見つかった。

そこに降りてみた。砂浜ではなく岩場の海水浴場だが、

8月の真っ盛りだけに、沢山の人たちが思い思いに楽しんでいた。

駅に向かう途中、イタリア人のグループとすれ違った。と、向こうから「ジャポネーゼ!」と声をかけられた。よく見ると、彼女らは数日前にアドリア海の対岸の街ドブロブニクで出会い、お互いに写真を撮りあったグループだった。再会を祝して、ここでもベストショットを1枚。

帰りがけ、発車予定より20分ほど早く駅に着いた。駅舎は閉まっていて誰もいない。事前にネットで時刻表を調べて往復切符を買っているので特に問題はなかったが、誰もいないのはちょっと不安。
すると、家族連れのイタリア人がやってきた。と、私に「列車は何時に来ますかね?」と質問してきた。
「時刻表によると、あと10分ほどで・・・」と答えたが、よりによって、イタリア人から日本人の私が列車時間をきかれるとは・・・。

その10分を過ぎたが、列車はまだ来ない。何かこちらに責任があるような気になってジリジリ。
5分遅れでやっと列車がやってきた。ほっと一安心! とにかく南イタリアのローカル線は無人駅が多いうえ、日曜日などは極端に本数が減るのでご用心を。