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夕方、湖畔の風を感じたいと思い立ち、インフォリオーレ湖に出かけた。
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サンジョルジョ橋を渡ると、ちょうどドゥカーレ宮殿などの建築群が湖越しに眺められる。
ただ、まだまだ夕陽になるまでは時間がある。湖畔を散歩してみよう。
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岸辺に、打つ捨てられたような廃船が一艘。
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その先には杭の列があった。
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刻まれた年輪をむき出しにした杭の並ぶ様、何ということもないけれど、ちょっと心惹かれる風景だ。
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そばには青いススキが風になびく。
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湖に突き出た桟橋の先にはカップルの姿が・・・。
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ようやく太陽が傾いてきた。建築群とは別の方角に太陽が沈んでゆくので、建物や湖面はそれほど夕焼けにはならないような感じだ。
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そのうち、桟橋には別のカップルが登場した。この辺はデートコースにでもなっているのかな?
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建築群と上空、湖面が少しだけ赤味を帯びた。
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それより、サンジョルジョ橋を走り抜けるバイクが夕焼けに包まれている。
そうか、橋の向こう、メッゾ湖側の方が夕陽に染まっているのかも。坂を上ってメッゾ湖の方に出た。
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やっぱり夕景はこちら側に展開していた。
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鏡のような湖面。そこに一隻だけ浮かぶ魚取りの小舟。まるで浮世絵のような風景を、イタリアの一地方都市で見ることになるとは!
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すっかり日は沈み、名残りのオレンジだけが湖を染めている。
この日でマントヴァ滞在は終了。ここまでは中小の街を訪ねて歩いてきた。明日からは徐々に規模の大きな街に向かってゆく。
すっかりゆったりとした日常に慣れてしまった気持ちを少し締め直して、明日からの旅に備えよう。
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絵のようなマントヴァの黄昏を胸に刻んで、宿への帰路に就いた。