ようやく緊急事態宣言も解除されたが、まだまだ好き勝手に歩き回るという訳にはいかない日々が続いている。そこで、以前に覗いてそのままにしてあった東京駅丸の内口をちょっと詳し目に見なおしてみることにした。
まずは外観。となりのKITTEビルから見下ろした丸の内駅舎。この駅舎は1914年に辰野金吾の設計によって完成した。
ただ、1945年第二次世界大戦末期の東京大空襲で焼け出されてしまった。戦後は元々の3階建てから2階建てとして復興されたが、2012年になって当初の3階建てに復元され、現在に至っている。
駅前広場も整備され、ゆったりとした空間になった。
中に入ってみよう。丸の内口エントランスは円形の広場になっている。
上から見ると円模様がくっきりと描かれているのがよくわかる。
一番奥に見えるのが丸の内北口の改札口だ。
円模様の中央に立って真上を見上げると、鮮やかなイエローの装飾が浮かび上がる。
8角形のそれぞれの角に白い鳥の縁取りがなされているのがわかる。通行人が少なめな時間帯だったこともあり、立ち止まってこの装飾を見上げる人の姿も、私だけでなく何人も認められた。