現在イタリア北中部の風景を連載中ですが、期間限定の階段を見つけたので一回だけ「階段紀行」を挟みます。
今週、ⅯⅬBの開幕戦ドジャーズ対カブスの試合が東京ドームで開催された。チケットは取れなかったが雰囲気だけでも、とドームに行ってみた。
東京ドームにはジャイアンツの偉大な選手の功績を顕彰する2つの階段がある。対象はもちろん王、長嶋の2選手だ。
場所は22番ゲート。その一塁側階段が「王ゲート」、三塁側階段が「長嶋ゲート」と命名され、階段上方に月桂樹が施され、壁面にはそれぞれの全身像があしらわれている。
その階段が3月18,19の両日、特別な変身を見せた。大リーグ仕様に変化したのだ。
「王ゲート」の階段にはシカゴカブスの文字が入り、球団ロゴも加えられた。
一方「長嶋ゲート」はドジャーズの文字と球団ロゴ。どちらもチームカラーの青で彩られた。
両球団による開幕試合に合わせてのこの時期限定の模様替えだった。階段まではチケットなしでも入れるため、階段付近で記念写真を撮る人たちが行列を作る大盛況。しばしのイベントを楽しんでいた。
両日はこの試合の観戦者に加えて、チケットはないものの雰囲気だけでも味わおうと数万人ものファンがドーム周辺に詰めかけた(私も含めて・・・)。
なお王ゲート、長嶋ゲートは、1981年に当時の後楽園球場に設置されたが、同球場解体に伴って消滅していた。
しかし東京ドーム開場10周年の1997年に改めて復活したものだという。