新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

東京探訪 久しぶりのお台場 冬の花火に遭遇した。巨大ガンダム像のライトアップも

2024-12-31 | 東京探訪

 先日久しぶりにお台場に行ってきました。

 当初の目的は日本科学未来館で行われている「パリ・ノートルダム大聖堂展」をみること。

 2019年に火災で焼失した大聖堂の復活の模様を展示するという企画。私は火災の数か月前にパリに滞在していたこともあって、あの記憶は生々しく残っていました。

 出かけてみると、展示は工事中模様や大聖堂の歴史などを専用タブレットで見るという内容。

 中には崩壊してしまった尖塔部分を空中から捉えた写真などもあり、興味をひかれたが、やっぱり本物を見ないと実感はわかないものだなあ、といった感想を持ちました。

 それと、12月は毎週土曜日の夜に花火を開催しているとの告知があったので、花火も見ようと浜沿いに出かけました。

 しかしこの日は強風注意報も出そうな強い風が吹き荒れていました。花火撮影には不可欠な三脚を立てたのですが、強風にあおられてすぐに倒れそうになるなど、支えるのが大変。

 しかも花火実施時間がわずかの5分間という短時間で、あっという間に終了。結局どうにかまともに写ったのは、冒頭に掲載した1枚だけという惨憺たる結果でした。

 帰りがけ、ダイバーシティ東京の前にあるガンダム像がライトアップされていたので1枚。

 

 この1年間私のブログに御出でくださった皆様、本当にありがとうございました。お陰様でこのところ連日アクセス数が1000件を突破し続けています。

 来年も細々ながら続けて行く予定ですので、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

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東京探訪 都庁舎のプロジェクションマッピングに感じた物足りなさ。

2024-03-23 | 東京探訪

都庁舎のプロジェクションマッピングは、4月末までは午後7時から30分ごとに5回、午後9時まで行われている。

各回の上映時間は15分程度で、次回の開始まで15分の休止時間が設けられている。

 確かに色彩的には華やかで、スクリーンの大きさが桁違いなので迫力も感じられる。

 ただ、個人的な感想は「・・・・」。

 映像に何の一貫性も、全体を貫くテーマというものも感じられなかった。

 私はフランスでいくつもの大聖堂をスクリーンにしたプロジェクションマッピングを見てきたが、それらにはしっかりしたテーマがあった。

 象徴的なものはルーアン大聖堂のプロジェクションマッピング。この地は、印象派の巨匠モネが住み、睡蓮の大作を残したジベルニーの近くにあり、大聖堂そのものも何作も作品に残している。そんな背景を生かして、映像はモネの作品をテーマに制作していた。

 また、あの中世のヒロイン・ジャンヌダルクが火刑された場所でもあり、ジャンヌの生涯を象徴した作品が上映されていた。

 常設の上映ならばなおのこと、こうした地域と歴史が融合された内容を盛り込んだものこそ、インバウンド需要も含めて各界の注目を集めるものになるのではないのか、と感じる時間だった。

 

 

 

 

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東京探訪 ギネス記録に認定された都庁舎のプロジェクションマッピングに行ってきた

2024-03-19 | 東京探訪

東京都庁舎の壁面を使ってのプロジェクションマッピングが2月末から始まり、見に行ってきた。その様子を紹介しよう。

 都庁舎は48階建て、高さ240mという超高層ビルだが、その壁面のうち4階から32階部分をスクリーンにして映像を映す試みだ。それも毎夜欠かさずに上映するため、いつでも観覧可能になっている。

 縦127m、横110mで、その面積は14000㎡。「最大の建築物へのプロジェクションマッピング常設展示」としてギネス世界記録に登録された。

さすがにその大きさは格段で、迫力は十分。

 小池都知事は「新たな観光施設としての存在感を発揮するようになった。ナイトタイム観光の充実に向けた道筋をしっかり作り上げていく」とコメントしている。

 ただ、新年度費用は9億5千万円とのこと。「かけ過ぎ」との批判もあるようだ。

前回まで神戸の壁アートを特集してきたが、このプロジェクションマッピングも一種の「壁アート」と言ってもいいのではないかなあ。

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東京探訪 東京の歳末を歩く。墨田区の神社とツリー。丸の内仲通りのオブジェ作品

2022-12-30 | 東京探訪

今年も残すところあと1日。年内最後は東京の歳末夜景を少しアップしたいと思います。

 墨田区にある牛島神社を訪れた。ちょうど神社の東側にそびえる東京スカイツリーのライトアップを背景に、色とりどりの電飾オブジェが空中に浮かび上がる。ちょっと幻想的なシーンだ。

 神社そのものも青と赤に色分けされた鳥居を前に、荘厳なたたずまいだ。

 屋根も赤と緑の縁取りがなされ、夜のしじまに際立つ鮮やかさ。

 その前には金色に光る竹製のオブジェが並ぶ。

 でもやっぱり、さらに濃紺に染まった夜空に浮かぶスカイツリーと丸い球との取り合わせに、目を奪われてしまった。このライトアップのテーマは「伝統と革新の交差」だという。

 この後丸の内に立ち寄った。仲通りに展示された彫刻作品を見るためだ。

 まずは復活したイルミネーション。歳末の都心を飾る恒例行事だ。

 その中でこれまでとは違った展示がなされていた。

 以前から好きな作家である舟越桂の作品「私は街を飛ぶ」。従来の木彫ではなくてブロンズに彩色した人物像。端正な顔に憂いを含んだ表情のとりこになってしまった。

 一方・、銀色アルミニウムの人物像は、「trans-double yana」(名和晃平作)。イルミネーションを反映して眼が眩むほどの輝きが周囲を圧する。

 また、包帯で覆われた顔の作品はイゴール・ミトライ作の「眠れる頭像」。都会の孤独の中で永遠の瞑想にふけるかのよう。この場所だけは静寂が漂っていた。素材は、ミケランジェロも作品に用いたイタリア・カラーラの大理石が使われているという。

 こちらは少し前から展示されていたラグビーのリーチ・マイケル選手像。プラスチック製で意外に軽快な作品だった。

 これで今年のブログはおしまいです。この1年間お世話になりました。皆様にとって来年は今年よりずっと良い年になりますように。

 

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東京探訪 現代アートのトップスターたちの競演「STARS展」に行ってきた。

2020-12-24 | 東京探訪

このところステンドグラス、聖書の物語など、少しマニアックな内容が続いたので、今回はメッスシリーズを一回中断、がらりと変わって現代美術の展覧会を紹介します。

先日、六本木ヒルズ・森美術館で開催されている、現代日本で国際的な活躍を続ける代表的アーティスト6人による作品展「STARS展」に行ってきました。

 ただ、現代アートには全くの素人なので、私的コメントはなしです。ただ、じっくりと作品をご覧ください。

村上隆

[ko² ちゃん」

「阿像」

「吽像」

「十三代目市川段十郎 白猿襲名十八番」

李ウファン

「関係項」

草間彌生

「ピンクボート」

「女たちの群れは愛を持っているのに、男たちはいつも去っていってしまう」

宮島達男

「時の海ー東北」

奈良美智

「VOYAGE OF THE MOON」

「LONLY MOON」

「MISS MOON LIGHT」

杉本博司

「シロクマ」

とにかく衝撃的な展覧会でした。

おまけに、ヒルズ入口にあった村上隆の巨大作品「お花の親子」

帰りがけ、見上げると六本木ヒルズが夜空にそびえ立っていました。

 

 

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