新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

よさこい讃歌2024⑰ 「あなたの存在を もっと強くはっきりと感じられたら」 夏舞徒 妃龍

2024-12-25 | よさこい讃歌

「夏舞徒」(埼玉県朝霞市)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちが今までのように 時々会うのではなくて

願った時には いつでもすぐに出会えたらいいのに

 

私が悲しい時 心細い時

あなたの存在を もっと強くはっきりと感じられたらと思う

 

例え私が 一人ぼっちでこの先も生きようと

この手のひらに 包んで握ることの出来る

あなたの 確かな一片がほしい

 

倒れた時は その一片をつかんで起き上がる

胸が痛む時は そっと胸に押し当てるわ

 

それが あなたである限り

私には 限りないものの入口だから

                                     (銀色 夏生)

 

「妃龍」(埼玉県鶴ヶ島市)

 

 

 

 

 

 

 

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よさこい讃歌2024⑯ 「こっつんこっつん 打たれる土は」天嵩 藍なり

2024-12-22 | よさこい讃歌

「天嵩」(北海道千歳市)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こっつん こっつん

 打たれる 土は

 よい畠 になって

 よい麦 生むよ

 

 朝から 晩まで

 踏まれる 土は

 よい路に なって

 車を 通すよ

 

 打たれぬ 土は

 踏まれぬ 土は

 要らない 土か

 

 いえいえ それは

 名のない 草の

 お宿を するよ

                                  (金子 みすず)

 

「藍なり」(東京都)

 

 

 

 

 

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よさこい讃歌2024⑮ 「愛されていると思えたら 心が光をまとう」 艶星 華舞鬼蜂 よんでんグループ

2024-12-19 | よさこい讃歌

「艶星~eboshi」(千葉県千葉市)

 

 

 

「華舞鬼蜂」(岡山県)

 

 

 

 

 誰もが一瞬で ぼくらを忘れていく気がしていた

 君が ぼくを好きな間は

 ぼくは全ての人に 一瞬で忘れられていく

 

 そんな 冷たくて心地いい川の流れに

 足を 浸しているようだった

 

 愛されていると思えたら 心が光をまとう

 誰もいらないと 思える

 

 どんなさみしさも 美しく見えて

 そうしてきみは ぼくの体温そのものだった

                                 (最果 タヒ)

 

「よんでんグループ」(高知県)

 

 

 

 

 

 

  

 

 

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よさこい讃歌2024⑭ 「人は 偽りの常識に 惑わされてしまうから」ほにや 国士無双

2024-12-16 | よさこい讃歌

「ほにや」(高知県高知市)

 

 

 

 

 

 

 

 

 どんなに 心細くても

 人に聴いては いけないわ

 偽りの常識に 惑わされてしまうから

 人は

 

 私とあなたのこと

 どんなふうな 二人なのか

 いきさつも成り行きも 知る由もないもの

 

 私でなく

 あなたでなく

 誰が 二人を知っているというの

 今までの すべてのときめきを

 

 人の言うことを 信じてはいけないわ

 私たちだけを 信じましょう

                                  (銀色 夏生)

 

 

 

 

 

「国士無双」(高知・東京)

 

 

 

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よさこい讃歌2024 ⑬ 「今あふれようとする この気持ちはなんだろう」CHIよREN北天魁 ちるらむ

2024-12-13 | よさこい讃歌

「CHIよREN北天魁」(千葉県千葉市)

 

 

 

 

 

 

 

 

 この気持ちはなんだろう 

 目に見えないエネルギーの流れが  大地から足の裏を伝わって 

 僕の腹へ胸へそうしてのどへ 声にならない叫びとなってこみ上げる

 この気持ちはなんだろう

 

 枝の先の膨らんだ新芽が 心をつつく

 喜びだ しかし 悲しみでもある

 いらだちだ しかも安らぎがある

 あこがれだ そして怒りが隠れている

 

 心のダムにせき止められ 淀み渦巻きせめぎあい

 今あふれようとする この気持ちはなんだろう

 あの空あの青に 手を浸したい

 

 まだ会ったことのないすべての人と 会ってみたい話してみたい

 明日と明後日が 一度に来るといい

 僕はもどかしい 地平線のかなたへと歩き続けたい

 

 そのくせこの草の上で じっとしていたい

 大声でだれかを呼びたい

 そのくせ 一人黙っていたい

 この気持ちは なんだろう

                                 (谷川 俊太郎)

 

 

「ちるらむ」(東京都)

 

 

 

 

 

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