新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

アミアン散歩 下 夜のアミアンを一巡り。翌朝ペレの塔を眺めながらドゴール空港へ。

2019-05-10 | フランス・アミアン
 夕方から夜にかけての街散歩。クリスマス時期だったので、いろいろな出店も出ていて賑やかだった。

 イルミネーションがあちこちに。雨模様だったが、それを忘れさせる明るさになっていた。

 通路の真ん中にもクリスマス市の店が立つ。

 サンタのチョコレートがぎっしり。

 ママに支えられて馬車に乗る坊やが、何とかわいいことか。

 出店もキラキラ状態だ。

 それ以上に輝いていたのが大観覧車。この季節限定のものだとか。

 大聖堂に通じる道路にはランプが全面にぶら下がって素晴らしい風景を演出していた。

 夜の時計塔は、昼とはまた違った印象の姿に見える。

 ふと出店の裏側に回ったら、板壁にいろいろなイラストが描かれていた。

 それが、なかなか面白い。

 この絵はチャップリンを描いたものだろうか。

 一回りして駅前まで来た。駅前のシンボルタワー。通称ペレの塔が見えてきた。これは第二次世界大戦後の復興計画で造られたオーギュスト・ペレ設計のビル。夜はここもライトアップされる。

 そのペレ塔を含む駅前通りの夜景。賑やかな風景だ。

 近くのレストランもしっかりライトアップしていた。

 そして翌朝、ペレ塔を見上げながら駅のホームに向かった。アミアン駅からパリ経由でドゴール空港に向かい、飛行機で日本へ。

 今回もいろいろあったが、トータルするとまずまずは楽しく思い出深い旅になった気がする。

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アミアン散歩 中  散歩のおじさんと挨拶し、ガレットを食し、繁華街をぶらり。日常風景を楽しむ。

2019-05-07 | フランス・アミアン

 引き続いてアミアン・サンルー地区を歩く。

 小さな池のような場所に出た。遠くに大聖堂の尖塔が見える。

 坂になっている橋を渡る。

 犬の散歩のおじさん、買い物に出かけるお嬢さん、日常風景を垣間見る感じだ。

 近くのレストランに入って、この地区の名物だというガレットを注文した。

 早めの夕食を終えて外に出ると、もう周りの店には明かりが灯っていた。

 紫とピンクの花が川岸にひっそりと咲いていた。

 表通りに出た。繁華街を歩く。大きな時計塔の奥には遠く大聖堂が見える。

 時計塔の下部には女性像が据えられていた。

 商店街をぶらり。アニメの本が並ぶ書店。フランスではアニメが浸透している。

 こんな堂々としたフィギュアも店頭に飾られていた。

 別の店は映画の名場面写真が勢ぞろいしている。

 そびえる鐘塔。これも何か所かの塔を合わせて世界遺産に登録されているはずだ。

 このあとで大聖堂のプロジェクションマッピングを楽しんだのだが、最後には通常のライトアップされた大聖堂を。

 こんな形で一日を終えた。


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アミアン散歩上 サンルー地区には不思議な人形があちこちに。

2019-05-04 | フランス・アミアン
 大聖堂見学を終えて広場に出た。

 改めて見上げる大聖堂は本当に雄大だ。

 広場向かい側には木組みの落ち着いた建物も立っている。


 広場の一角にラルクアンシエルという、日本のロックグループそのものの名前がついた店もあった。「虹」という意味だったっけ?

 突然白衣の集団が広場を横切って行った。近くの研究所か何かの休憩時間かも。

 壁面から飛び出したガーゴイル。ちょっとユーモラスな表情。

 裏手に回るとあちこちから顔を出すガーゴイルに出会う。

 聖フィルマンの像もあった。

 大聖堂裏側、フライングバットレスの突起を眺めながら、北側に広がるサンルー地区に移動した。

 サンルー地区は川沿いに広がる美しい風景の場所だ。

 あれ、川の中に立ちん坊の人が! いや、人形。何を意味しているんだろう?

 角の家の2階にも人形が立っている。

 さらに別の家の壁にも。こんな形で人の像をつけるのが流行ったのかも。

 橋の向こうには堂々と立つ大聖堂。そういえば、先日パリのノートルダム大聖堂の尖塔が焼失してしまったが、アミアンに来るつい2日前に、こんな形で建っていたノートルダム大聖堂の尖塔を見ていたんだっけ。

 川沿いには花が咲き乱れて心を和ませる。

 ゆったりとした並木通りを歩いて、もう少し散歩を続けよう。



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アミアン大聖堂⑦ プロジェクションマッピングは建築当初の極彩色の群像を再現した。

2019-04-30 | フランス・アミアン

 アミアン大聖堂のプロジェクションマッピングは、さらに続いてゆく。

 まるで絵本のようなカラフル状態に。

 それが、刻々と色を変えて行く。

 諸王のギャラリーにもそれぞれの像が現れた。

 今度は下部から色彩が立ち上ってくる。

 絵具をぶちまけたような鮮やかさでファザード全体が覆われた。

 そこからまたまた青を基調としたカラフル壁面に。

 と思ったら、今度は赤の大聖堂が出現した。

 そして終了のサインが浮き上がった。

 ここで、一連のプロジェクションマッピングは一旦終了したが、もう1つのシーンが待っていた。

 というのは、今度はそれぞれの像1つ1つに衣装を着せた極彩色の静止画が映し出されたのだ。

 3つの扉口のさまざまな像がみなカラフルな衣を纏っている。

 こんな具合に。

 建築当初はこういった装飾がなされていたのだろうか。

 扉口から眺めると、まさにここは天国への入口。

 諸王のギャラリーの王たちも派手派手なお洒落をして立ち並んでいる。

 バラ窓もキラキラ。

 本当に幻想的な光景に遭遇できたことで、感謝の思いに胸が膨らんだ。

 この夜は雨が降ったりやんだりの不安定な天候だったが、マッピングの最中だけはピタリと雨が止んでくれた。おかげで素敵なスペクタクルをたっぷり堪能することが出来た。

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アミアン大聖堂⑥ 華麗、荘厳、変幻自在。大聖堂のプロジェクションマッピングが始まった。

2019-04-26 | フランス・アミアン

 実は冬の時期にアミアンを訪れたのには1つの目的があった。この都市では夏場と冬の2つの時期に大聖堂の壁面をスクリーンにしたプロジェクションマッピングを行うので、それを見るためだ。

 7年前に訪れた時はちょうど開催が終わった直後で、悔しい思いをした。それで、「いつかは」と考え続けて今回やっと開催時期に合わせて訪問することが出来た。

 午後7時からの開始ということで、少し前の時間に広場に到着。その時には観客はパラパラだったが、開始直前になると続々と人が集まって来た。そして午後7時。重厚な音楽と共にマッピングが始まった。

 薄暗かった大聖堂のファザードがふわりと明かりが灯り、

 白い波が湧き出した。

 それが白く塔を縁どって、

 青に変わってゆく。

 菱形の模様が壁面を駆け巡り、

 円形に変化し、

 扉口に描かれた像が映し出された。

 万華鏡のような円が出現し、

 次にはファザードが黄色に変化した。

 内部に建ち並ぶ列柱が勢ぞろい、

 一瞬聖堂の輪郭が消えて、ステンドグラスが浮き上がる。

 今度はファザード全体がオレンジで塗りつぶされた。

 そして、多色の風車が回り始める。

 こうして変幻自在のプロジェクションマッピングはさらに続いてゆく・・・・
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