新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

よさこい讃歌2019~20④ 「なぜ胸が熱くなるのか」 CHIよREN北天魁 ASOBISYSTEM×DD

2019-11-29 | よさこい讃歌

「ASOBISYSTEM×DD」

 

 

 

 

 

 

 二人が 睦まじくいるためには

 愚かでいるほうが いい

 立派すぎないほうが いい

 立派すぎることは 長持ちしないことだと

 気付いているほうが いい

 

 正しいことを 言うときは

 少し控え目のほうが いい

 正しいことを 言うことは

 相手を 傷つけやすいものだと

 気付いているほうが いい

 

 健康で 風に吹かれながら

 生きていることの なつかしさに

 ふっと 胸が熱くなる

 そんな日が あってもいい

 そして なぜ胸が熱くなるのか

 黙っていても

 二人にわかるので あってほしい

                       (吉野 弘)

 

「CHIよREN北天魁」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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よさこい讃歌2019~20③ 「大人になること」 KAGURA

2019-11-25 | よさこい讃歌

「KAGURA」

 

 

 

 

 

 

 

 

 大人になるというのは 

 すれっからしになることだと

 思い込んでいた 少女の頃

 立ち居振る舞いの 美しい

 発音の 正確な

 素敵な女の人と 会いました

  

 その人は 私の背伸びを見透かしたように

 何気ない話に 言いました

 

 初々しさが 大切なの

 人に対しても 世の中に対しても

 人を人と 思わなくなった時

 堕落が 始まるのね

 堕ちてゆくのを 隠そうとしても

 隠せなくなった人を 

 何人も 見ました

                     (茨木 のり子)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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よさこい讃歌2109~20② 「空の上には」  朝霞なるこ遊和会

2019-11-23 | よさこい讃歌

「朝霞なるこ遊和会」

 

 

 

 

 

 

 

 空の上には

 もっと青い空が 浮かんでいる

 波の底には

 もっと大きな 海が眠っている

 胸の奥で

 言葉が育んでいる 優しい世界

 次の垣根で

 つぼみを差し出している 美しい季節

 少し遠くで

 待ちかねている 新しい友だち

 

 あんなに確かに 在るものが

 まだ ここからはみえないだけ

                       (牟礼 慶子)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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よさこい讃歌2019~20① 「想い」 天空しなと屋しん

2019-11-20 | よさこい讃歌

今年も何度かよさこいのイベントに足を運んだ。その中で印象に残ったいくつかのチームを独断と偏見で紹介していこう。

「天空しなと屋しん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 美しい夕焼けを 見れば

 この夕焼けをあなたに と思う

 気持ちの良い風が 吹けば 

 この涼風をあなたに と思う

 コーヒーが おいしく入れば

 この一杯をあなたに と思う

 

 あなたに 贈りたいものは

 小箱にも 収められず

 リボンにも かけられないものばかり

 

 さしあげるためには

 一緒に住んでいただくより

 ほかに方法(てだて)が ないのです

                     (新川 和江)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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マインツ⑩ 街中に溢れる人物像たち、さらに雨水管の‟怪人”も街を見守っていた

2019-11-17 | ドイツ・マインツ

 この街を歩いていて、特に気付いたのは家々の角や外壁に沢山の像が置かれていたこと。それも、イタリアなどでは建物の角に小さな祠を作って聖母像などを設置する形がみられたが、この街の像はとても大きく、しかも聖母像に限らずバラエティ豊か。

 あまり詳しくはないもののドイツの他の街ではほとんど目立たなかったので、マインツ独特の歴史がそこにあるのかもしれない。

 これはわりに一般的な聖母子像。

 こちらも聖母子像だが、純白の像。

 肩になにやら動物を背負った聖人。

 女性ではなく男性が子供を抱えてる。

 こんな風に像は大きな窓と同じくらいに大きい。

 こちらはキリスト教とは無関係な王様の像。

 これも聖母子像なのだが、足元にはたくさんの子供たちが。いや、子供じゃあない、家族なのかな。

 これからハンマー投げでも始めそうな格好。

 真っ赤っかな像も。

 こちらは多分この地の王様。左手に持っているのはマインツ大聖堂のように思われる。

 像だけではなく、ちょっと変わったものも見つかった。

 植物に顔が描かれて、ウインドウ越しに街を見守る。

 かと思えば、雨水管にも怪人がいた!

こんな風に、マインツは街中に像やイラストがあふれていて、東洋から来た異邦人にも優しく頬笑みを投げかけてくれていた。

 

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