世界的な評価を受ける江戸の絵師・葛飾北斎の作品を一堂に集めた美術館がオープンした。その名も「北斎美術館」。
日本の伝統文化の1つである浮世絵の作家だが、建物はかなりモダンだ。白い姿が青空に立ち上がる様は見事とさえ感じる。
場所は両国。北斎は90歳で亡くなるまでの間、90数回に渡って転居を繰り返した。でも、その場所はすべて両国周辺ばかり。北斎誕生の地とされる場所に美術館も建設されたのも、必然なのだろう。
中に入ると、階段もかなりモダンなデザインに仕上がっている。白い枠の側面で囲まれて上下に広がる階段。
上から見ると、天女の羽衣が翻るような雅さえ感じられる。
踊り場の緩やかなカーブも面白い。
さらに、地下のトイレに通じる階段も、ゆったりと円を描いている。
こちらの階段には、中心部分に黄色のアクセントが入っていた。
北斎作品を1枚も紹介しない訳にはいかないだろう。最も有名な作品「神奈川沖浪裏」をどうぞ!