神戸ルミナリエに行ってきました。
この催しは、阪神淡路大震災の起きた1995年12月に、鎮魂と復興を合言葉に始められたもの。
近年は、新型コロナによって中止となっていたが、今年4年ぶりに復活した。
場所は神戸市のベイエリアに第一会場が造られ、三宮、元町など市街地がもう一つの会場となった
まずメリケンパークのメイン会場へ。
日没とともにライティングが開始されたが、まだ空の明るさが残っていて、照明効果はいまいち。少し待ってから入場口へと足を運んだ。
入場して脇から見ると、相当に幅があることがわかる。フロントーネと呼ばれる玄関作品の幅は40mだという。
真正面に来た。中央の通りはひと際光が強い。群衆は満員状態だが、闇の中なので気にならない。
いよいよ光の回廊に入る。ガレリア部分だ。天井から光が降り注ぐ。
高さは15Ⅿ、奥行きは70mもあり、きらめきが続く回廊にすっかり夢見心地だ。
天井をもっとアップで見てみる。黄色を軸として青、赤、緑などの色彩がからみあって、様々な造形が踊っている。
回廊ももう終点近くに来た。最初は遠くに見えたひし形模様の光も、もうすぐそこ。
出口に到着。今来た回廊を振り返ると、遠くに赤くライトアップされた神戸海洋博物館の屋根が見えた。
名残を惜しみながら、会場から外へ。
一歩下がって。外の光作品と一緒の姿を見ながら会場を後にした。
改めて横から見ると、奥行き70mの素晴らしさを実感できる全体像が輝いていた。
神戸に行かれたんですね。わたし、ふるさとが関西ですので、阪神・淡路大震災は身近なものでした。実家に帰省した折、いくどか訪ねました。食品や衣服をお送りしたりで、仮設に入られたお年寄りと懇意になり、はがきのやり取りをしました。もともと神戸は横浜とならび、異国情緒あふれる街。それを体現したすばらしいイルミネーションですね。
復活したルミナリエを見に、神戸に行ってきました。
阪神淡路大震災の時は、取材で現地を歩きましたが、ビルが破壊され、木造家屋はぺしゃんこにつぶれて、想像を絶する場面に遭遇しました。
それ以来なので、現在の神戸は隔世の感でした。一方で能登半島で悲劇は繰り返されましたし、天変地異は本当に心が痛みます。
せめて政治くらいはしっかりしてほしいのですがねえ。
せっかくの神戸なので、駆け足ですが見た所をざっと紹介しようと思っています。
人間にとって一番身近な自然。それは自分自身のからだだと思っています。どんなふうにか地球上のあらゆるものとつながっている。ですから人間世界が乱れると、天変地異が起きる。そんなことだってありかなと思います。考える精神は滅びることはないのですから、人は自分の利益ばかり考えない。まわりのことをもっと考えて行動する。そうすればもっと心地よい生活が送れる気がするのですがどうでしょうね。このあたり上手に説明できませんが。
以前に陶芸のスペシャリストに聞いた話ですが、植物の葉の形、昆虫の足の形、そのどれをとっても非常に美しい。その美しさを破壊するような人間の行動はいつか自分たちに跳ね返ってくるでしょう。人と自然、人と人、それぞれが共生することなしでは地球の未来は危うい。
そんな話を思い出しました。