初めてパリを訪れた時 まず空港の壮大さにびっくりした
イタリアからの帰国途中 フランスに立ち寄った
利用便はJAL機だったので ドゴール空港到着後ターミナル2に向かった
そこで目にしたのが 上方に広がる明るい空間だった
もちろん大きな屋根がついていたが それは翼を広げたようなイメージ
そこから外光が 優しく降り注いでいる
空と室内を隔てているのは ガラスの天井
全面的に 日差しが入るのではなく
程よい明るさに保たれるような 日除けも施されている
柔らかいカーブを描く屋根 ゲートの案内板も角のない楕円形
全体的に硬直した直線を 極力少なくした設計だ
設計者はポール・アンドリュー 1998年の開港だ
敷地も32平方キロメートル 羽田空港(15平方キロ)のほぼ2倍の広さだ
でも光の温かさに包まれるように過ごす ホールの快適さは
お気に入りのカフェで読書している 気分を味わえる時間だった
以来パリを訪れる度 ドゴール空港には
ゆったり過ごせる余裕を持って 到着するようになっている
今月の中旬過ぎからは 各国のオリンピック選手団が
続々とこの空港に 降り立つことになるのだろう