札幌医科大医学部付属フロンティア医学研究所の本望修教授らは、脳梗塞で傷ついた細胞を患者本人の骨髄幹細胞(骨髄にある幹細胞)を使って治療し、後遺症が軽減するか調べる臨床試験(治験)を15日以降、大学の付属病院で始めると発表した(3月8日)。患者本人の骨髄液から特定の幹細胞を採取し、大量に培養して静脈に投与、神経を再生するもので、3年後の実用化(医薬品承認)を目指すとしている。
脳梗塞の後遺症(手足のまひや言語障害など)を改善するにはリハビリ治療しかなかったが、同大はこの骨髄幹細胞の培養液を、国内初の再生医療用細胞製剤として実用化する方針。再生医療として、やけどをした皮膚などの治療での実用化例はあるが、脳梗塞の治療や医薬品として薬事法に基づく治験を実施するのは初めてで、今後の再生医療のモデルケースになると期待される。
治験の対象者は、20歳以上65歳未満・アテローム血栓性脳梗塞を発症・症状が落ち着いた頃の2ヶ月前後の患者約110人で、約2年かけて実施する。治験は、患者の腰骨から骨髄液を採取し、この中の幹細胞を2週間かけて1万倍に培養し、これを患者本人に投与する。その後約3ヶ月間に亘って経過を観察し、運動機能の改善などを評価する。
同大の本望修教授らが2007年から行った臨床研究では、患者12人全てで運動機能などが改善し、半数以上が社会復帰したと言う。
街を歩いていたら黄色の花が咲いている低木を見つけた。傍に寄って見たらロウバイで、蕾と花が半々程と咲き始めたばかり。
近所で見かけるロウバイは花全体が黄色のソシンロウバイ(素心蝋梅)だが、このロウバイは花の中心部は赤褐色でその周囲が黄色の基本種である。ソシンロウバイより遅く咲くのかな・・また見れたからチョット得した気分。
名(ロウバイ:蝋梅)の由来は、「蝋細工の様な梅に似た花」説、「花色が蜜蝋(みつろう)に似ている」説、「臘月(ろうげつ、旧暦の12月)に、梅に似た香りの花」説がある。ロウバイの芳香は、花に含まれる精油成分(ボルネオール(Borneol)、リナロール(Linalool)、カンファー(Camphor)、ファルネゾール(Farnesol)、シネオール(Cineole)など)によるとの事。
ロウバイ(蝋梅)
別名:唐蝋梅(とうろうばい)
唐梅(とうばい、からうめ)
ロウバイ科ロウバイ属
落葉低木
丈は2m~4m
中国原産、17世紀頃に渡来
開花時期は1月~3月
花径は2cmほど、花色は黄色