先日(3月21日)のニュースで、「280円で買ったお碗、北宋の名磁器とわかり、2億円で落札、NYで」とあった。
お椀は、ニューヨーク州に住む家族が2007年にガレージセールで3ドル(約280円)で購入したもので、暖炉飾りの上に置いていた。最近になって価値が気になり、専門家に鑑定してもらった所、北宋時代の定窯(ていよう)の白磁碗だった。直径13.4cmで、内側にはハスの花・外側には葉の模様が彫られている。競売を実施したサザビーズによると、同じ大きさと模様の碗は、大英博物館が所蔵する一つしか確認されていないと言う。
サザビーズでは落札予想額を20~30万ドルと見積もっていたが、ロンドンのディーラーが手数料を含めた222万5千ドル(約2億1千万円)で落札したとの事。・・宝クジで1等を当てた様なものだね。
◆定窯(ていよう)
定窯は宋(北宋960~1127、南宋1127~1279)時代の高い完成度を誇る白磁の名窯である。
窯址は現在の河北省曲陽県にある。窯の周辺から白磁に適した白土が採れ、石炭を燃やして高温で短時間に焼成(酸化焔焼成)する技法が完成していた。
アオキの実が赤くなっていた。先月は少し赤く、今月になって真紅となった。鳥達に食べられて直になくなる。
赤い実が付いている枝の傍に花芽(蕾)が付いた枝がみえる。花が咲く頃には、実はなくなっている。
アオキ(青木)
別名:アオキバ
ダルマノキ
学名:Aucuba japonica
ミズキ科アオキ属
常緑低木
樹高は1~3m程
枝は緑色、古くなると木質化し灰褐色
開花時期は3月~5月
雌雄異株で、枝先に紫褐色の小さな花が咲く
雄花は雄しべが4本、雌花は雌しべが1本
果実は雌株に付く
実は1~2cm程の楕円形で深紅色となる
果実が黄色のキミノアオキ、白色のシロミノアオキがあると言う
葉は、濃緑色一色だけでなく斑入の葉の園芸種もある